“100切先生カズ”です。
兵庫・三木の名門「マスターズゴルフ倶楽部」を、初見でも叩かないための実戦マネジメントで攻略します。
フェアウェイは広く見えるのに、池とバンカー、そして2グリーンのアンジュレーションでスコアが締まります。
僕の体験談も交えつつ、当日朝に読み直せる“置きにいく戦術”としてまとめました。
100切先生カズフラットで広いのに、池と砲台がきっちり仕事する名門です。怖そう?大丈夫。禁忌サイドを避け、花道から上りを残せばスコアは整います。練習グリーンで10m→7m→3mを合わせるだけで景色が変わります。
マスターズゴルフ倶楽部攻略法:初見でも叩かないための実戦マネジメント


見た目のやさしさに油断せず、禁忌サイド回避とパット設計を先に決めることが肝心です。本記事の数値は公式公開情報に準拠し、実戦向けにマネジメントへ落とし込んでいます。
① 数字でつかむ全体像(27H/2グリーン/戦略性重視)
コースは27ホール構成で、組み合わせ次第で表情が変わるのが最大の特徴です。(運用組み合わせは東×中/中×西/西×東)
ベントの2グリーンは面積が大きく、ピン位置で難度が一段上がる設計になっています。(各グリーンは約700㎡規模)
フェアウェイは概ねフラットで視覚的には安心感があるものの、池とバンカーの配置がショットの“角度”を厳しくします。
つまり「見た目はやさしい、スコアは厳しい」タイプで、無理に振らず精度優先がセオリーになります。
バックティの最大コースレートは73.2です。
データを知った上で“曲げない・置く・上りを残す”の3点を軸にすると、初見でも崩れにくくなります。
② ティーショットの禁忌サイドと安全サイド
このコースは片側だけが即死ルートになりやすく、最初に“打ってはいけないサイド”を決めてから構えます。
初見はドライバー一択をやめ、3WやUTで広い帯へ置くとセカンドの選択肢が増えます。
池やクロスバンカーが張り出すホールでは、意識的に罠の逆サイドへ狙点をオフセットします。
風が読みにくい日は持ち球の曲がり代を多めに見積もり、危険側にだけは絶対転がさない設計にします。
“フェアウェイヒット率>飛距離”がここでは正義で、ボギーの上限が下がります。
③ 砲台×2グリーンの寄せ分岐(転がす?上から止める?)
砲台とピン位置の組み合わせで、同じ外しでも寄せ難度が激変します。
原則は「奥NG・下りNG・砲台の下NG」で、花道が使えるならPW〜8Iの転がしを第一選択にします。
ラフが重い、手前にハザード、受けが弱い….. この三条件が重なるときだけ高さで止めにいきます。
ピンハイ固執は3パットの入口なので、“上り5〜7mを残す”位置にゴールを置きます。
寄せは技術よりも外し位置の設計で決まり、結果として短い上りを量産できます。
④ 池とバンカーの“見えない角度”対策
池は視覚より内側に張り出し、レイアップ帯を角度で細くします。
レイアップは「広いところ」ではなく「次打で安全サイドを狙える角度」に置きます。
クロスバンカー越えは横を使って3打目勝負に回す方が総合失点が減ります。
フェアウェイバンカーは距離よりアゴの高さで撤退判断をし、被害の連鎖を止めます。
PAR5は2オン欲を抑え、刻み点固定でパーかボギーに収束させます。
⑤ 3パットを消すルーティンとライン作り
距離感校正はスタート前の10m→7m→3mで当日の基準を作ります。
読む順は「上りor下り→傾斜の強弱→芝目」で固定し、迷いを減らします。
ファーストパットは必ず届かせ、下りは“カップ過ぎ30cm以内”を絶対ラインにします。
強気のカップイン狙いより、次が入れやすいタップインを量産します。
ラインが見えない時ほど“上りを残す外し”に設計を戻します。
⑥ 初見向け・18ホール想定マネジメントの雛形
【共通】1打目は広い側へ、番手は曲がらないクラブを優先します。
【Par4】セカンドで砲台に正対できる角度を残し、無理なら花道から転がします。
【Par5】池・クロスバンカーの効く帯の手前に刻み点を設定し、3打目の上り勝負に切り替えます。
【Par3】奥のミスは下りを残すので、“手前OK”の番手を1つ短く持ちます。
【終盤】“ボギーでOK”の設計に切り替え、危険側の突っ込みを禁止します。
⑦ 体験談からの“効いたコツ”(100切先生カズの現場メモ)
初回は広さに甘えてドライバー多用で角度負けし、池に絡んでスコアを落としました。
二度目は3WとUT中心で禁忌サイドの逆へ置き、セカンドの難易度が大きく下がりました。
砲台の強いホールは花道から8I転がしをテンプレ化し、寄せワン率が上がりました。
PAR5の2オン欲を捨てたらパーかボギーでまとめやすく、終盤のメンタルが安定しました。
“勇気より用心”がこのコースの正解だと実感しました。
コースの難所と禁忌サイドを回避する準備は整いました。ベストスコア更新に向けて、早速ラウンドを予約しませんか。
ティー別の距離感とクラブセッティング


当日のティー位置と風で狙い所が変わるため、番手の固定観念を外して距離帯ごとに再設計します。
① レギュラー基準の番手組み立て
レギュラーティは“曲げない”を最優先に3WとUTの頻度を高めます。
Par4はセカンドで砲台に正対できる残り距離を逆算し、ティーショットの番手を決めます。
Par5は2打目で池やバンカーの効く帯を越えず、刻み点を手前に固定します。
Par3はピン手前を基本として、高めよりもラインが出る中弾道を選びます。
ミスの幅が小さいクラブで“安全側に置く”ことがレギュラー攻略の核です。
② バック使用時の曲げない優先順位
バックは距離よりも2打目の角度が厳しくなる点に注意します。
ドライバーは風向きと罠の位置が噛み合うホールだけに限定します。
基本は3W・強いUT・低スピン目のフェードで安全側へ置きます。
“飛ばす”より“置いて次で狙う”発想に変えると、連鎖ミスが止まります。
パーは拾い、ボギーで止めるリズムが結果的にベストスコアに近づきます。
③ パー3で番手を1つ落とす判断軸
砲台かつ奥が速い時は番手を1つ落として手前から攻めます。
横風が強い日は高さよりも再現性を取り、ラインの出やすい番手に変えます。
花道が使える面なら転がしを前提に、キャリーを短めに設定します。
ピン位置が奥でも“上りを残す”を最優先にし、奥のミスを消します。
グリーン面が見えない時ほど安全側へ外す設計に戻します。
④ パー5の3打目を上りで残す逆算
刻み点は“次に上りで打てる角度”から逆算して決めます。
2打目で無理に越えず、左右の安全帯へ置くと3打目が楽になります。
3打目の距離はフルショットの得意距離か、半端でもラインが出る距離に合わせます。
上りを残せれば2パットで収まり、ボギーかパーでまとまります。
“2オン狙いの快感”より“確実な4打目以内”の現実解を選びます。
⑤ ミスの幅で見るUTとFWの使い分け
UTは上下のミスに強く、傾斜からでも球質が安定します。
FWはキャリーが必要な越え物で活躍しますが、曲げ代が大きい点に注意します。
危険側が近いホールではUT、幅が使えるホールではFWに役割分担します。
風が強い日はUTで低めの球を選び、着弾後のランを読んで刻みます。
“平均的に安全”なクラブ選択が18ホールの合計失点を減らします。
季節・コンディション別の現場対応


芝質・気温・風向で転がりとスピン量が変わるため、同じレイアウトでも攻略手順を微調整します。
① 風が強い日の“罠側回避”ライン
フォローは突っ込みやすいので、危険側の手前に目印を置きます。
アゲインストは曲がり幅が増えるため、狙点をさらに安全側へずらします。
横風は持ち球の反対方向へスタートラインをオフセットします。
高さを抑えてスピン量を管理し、転がりの幅を小さくします。
風読みが難しい時は番手を落として“置きにいく”を徹底します。
② 低温・雨天でのキャリー/ラン再計算
低温や雨はキャリーが落ちるので、越え物は番手を上げます。
ランが出にくいぶん、刻み位置は手前に寄せます。
フェアウェイバンカーのアゴは濡れると重くなるので、撤退判断を早めます。
グリーンは止まりやすい反面、芝目が読みにくいので上りを残します。
ウェッジはロフトを立てず、滑らせるイメージで距離感を合わせます。
③ 夏のラフが重い日の寄せ分岐
ラフが絡む日は転がし前提を捨てず、フェースを開きすぎない選択をします。
キャリーは短め、ラン長めの設計で奥のミスを消します。
砲台下は無理に上げず、花道の高低差が小さい側へ逃がします。
スピンに頼らず、落とし所の“上り”で止める意識を持ちます。
ラフからのロブは練習量に依存するので、試合では避けます。
④ 速いグリーンで下りを消す置き所
下りを残すと3パットが連鎖するため、常に上りを残す外し位置を選びます。
花道からの転がしはスピードを殺しやすく、再現性が高いです。
ファーストパットは“カップ過ぎ30cm以内”の距離感を徹底します。
曲がりが強いラインほど、手前の平坦部に外す設計に戻します。
速さに慣れるまで強弱のレンジを狭く運用します。
⑤ 朝イチ・午後で変わる転がりの目安
朝イチは湿りで転がりが鈍く、キャリー多めの設計にします。
午後は乾いて速くなるので、手前から入れるマネジメントに寄せます。
同じ距離でも午前午後で“届き具合”が違うことを前提にします。
練習グリーンで10m→7m→3mの再キャリブレーションを随時行います。
終盤は疲れで強弱がブレるため、上りの短いラインを徹底して残します。
初見でやりがちな落とし穴Q&A


「なぜ叩いたか」を事前に潰すため、初見プレーヤーの典型ミスをQ&A形式で先回りします。
① Q:広いのにOBが多くなるのは?
A:危険側にだけは転がる角度で打ち出しているからです。
スタートラインを罠の逆サイドへオフセットするとOBは激減します。
番手を落として曲がり幅を小さくするのも即効性があります。
ティーアップの向きを“目印”で毎回確認しましょう。
“広いほど危険側が近い”と理解すると判断が安定します。
② Q:砲台で寄らないときの第一手は?
A:高さで止める前に、花道からの転がしを第一選択にします。
上り5〜7mを残す場所に外すと2パットが現実的になります。
砲台下はNGなので、無理せず安全側へ逃がします。
グリーン面を外しても“上り”を残せば被害は最小です。
寄らない原因の多くは外し位置の設計ミスです。
③ Q:バンカーを越えたい衝動の抑え方は?
A:横へ逃がす“3打目勝負”を最初から選択肢に入れます。
キャリーで越す選択は成功と失敗の差が大きくリスクが高いです。
アゴの高さを見て1秒で撤退判断をすると被害が広がりません。
安全帯へ置けば次が上りになりやすく、パーかボギーで収まります。
スコアは“回避の総量”でできています。
④ Q:3パット連発を止める最短手順は?
A:練習グリーンで10m→7m→3mの距離感を合わせます。
読む順番を固定して情報の取りこぼしを減らします。
下りはカップ過ぎ30cm以内を絶対ルールにします。
上りを残す外し位置に設計を戻します。
強気のカップイン狙いは封印して“次を入れる”を最優先にします。
⑤ Q:終盤で崩れない“ボギー設計”は?
A:ティーショットは番手を落として安全帯へ置きます。
PAR5は刻み点固定で“上りの3打目”に全振りします。
パー3は奥NGで手前OKに統一します。
危険側へは狙わないルールを徹底します。
“守り切るボギー”が結果的に良いスコアを呼びます。
まとめ:レート感に負けない“置きにいく”が正解


広く見えても角度と起伏がスコアを締める玄人仕様です。
禁忌サイドを避け、曲がらないクラブで広い帯へ置き、花道と上りを残せば数字は安定します。
PAR5の2オン欲を捨て、3パットを出さない設計に切り替えれば初見でも十分戦えます。
“勇気より用心”こそが、マスターズゴルフ倶楽部で結果を出す近道です。
100切先生カズ直伝の“置きにいく”戦術を、次回のラウンドでぜひお試しください。最新の空き状況と料金を公式サイトでチェックできます。
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