こんにちは!ゴルフ100切り専門コーチの「100切先生カズ」です!ゴルフを始めたばかりの時って、「自分の飛距離って、他の人と比べてどうなんだろう?」って気になりますよね。
特に、初心者ドライバー飛距離のおすすめや、基準となる7番アイアンの飛距離、ゴルフ初心者が7番アイアンで何ヤード飛ぶ?といった疑問は、誰もが通る道です。僕も昔は「ゴルフで60ヤードしか飛ばないのはなぜですか?」なんて先輩に泣きついたこともありました(笑)。
この記事では、そもそもゴルフの飛距離とは何か、という基本から、ゴルフクラブ飛距離一覧、ゴルフ飛距離キャリーの平均やランの関係性まで、あなたの疑問をまるっと解決します。
特にゴルフ初心者の女性や、これから始める50代女性のゴルフ飛距離、年代別のドライバー飛距離の目安も解説するので、もう練習場で一人で悩む必要はありません。さあ、一緒に飛距離の悩みをスッキリさせて、ゴルフをもっと楽しみましょう!
- クラブ別の平均飛距離の目安がわかる
- 男女・年代別の飛距離の違いを理解できる
- 飛距離が伸びない原因と具体的な対策がわかる
- スコアアップに繋がる飛距離の考え方が身につく
ゴルフ初心者飛距離の基本と平均値

そもそもゴルフの飛距離とは?
「カズさん、そもそもゴルフの飛距離ってどこからどこまでを指すんですか?」これ、めちゃくちゃよく聞かれる質問なんです!練習場のヤード表示を見て一喜一憂しているあなた、もしかしたら飛距離の本当の意味を少し勘違いしているかもしれませんよ。
結論から言うと、ゴルフにおける飛距離とは、ボールを打った地点から、ボールが完全に静止した地点までの総距離のことを指します。これ、意外と重要なので覚えておいてくださいね。

よく「キャリーで200ヤード!」なんて言いますが、それは飛距離の一部に過ぎないんです。本当の飛距離は、その後の「ラン」も含めて計算するんですよ。
この飛距離は、大きく分けて2つの要素で構成されています。
1. キャリー(Carry)
キャリーとは、打ったボールが空中を飛んでいる距離のことです。つまり、ボールが最初に地面に着地するまでの距離ですね。ティーショットで池やバンカーを越えたい時、このキャリーがどれだけ出るかが勝負の分かれ目になります。
僕が初心者の頃、目の前に池があると、もうそれだけで緊張してしまって…。「越えなきゃ!」と力んだ結果、チョロってポチャン…なんてことが何度もありました(笑)。
あの時の絶望感、今でも忘れません。でも、自分の正確なキャリーを知っていれば、「このクラブなら絶対越える」という自信が持てるようになります。この自信が、力みをなくし、ナイスショットに繋がるんです。
2. ラン(Run)
ランとは、ボールが地面に落ちてから転がる距離のことです。フェアウェイの状態(硬さや芝の長さ)や、ボールの回転量(スピン)によって大きく変わります。
例えば、夏場の柔らかいフェアウェイだとランは出にくく、冬場の硬く締まったフェアウェイだと、思った以上に転がってOBゾーンまで行ってしまうことも…。
豆知識:トータルディスタンス
このキャリーとランを合計したものが「トータルディスタンス(総飛距離)」と呼ばれます。ゴルフ中継で表示される飛距離は、このトータルディスタンスであることがほとんどです。
つまり、ゴルフのスコアメイクにおいては、ただ遠くに飛ばすだけでなく、「キャリーでどこに落として、どれくらいランで寄せるか」というコースマネジメントが非常に重要になってくるわけです。自分の飛距離の内訳(キャリーとラン)を把握することが、100切りへの第一歩ですよ!
ゴルフ飛距離のキャリーとラン・平均


さて、飛距離が「キャリー」と「ラン」でできていることはご理解いただけましたね!では、この2つのバランスって、どれくらいが理想的なんでしょうか?アマチュアゴルファーの平均的なデータも交えながら、もう少し深掘りしてみましょう。
まず大前提として、キャリーとランの比率は、使うゴルフクラブや打ち方(弾道の高さ)によって大きく変わります。
キャリーとランの比率を決める主な要素
- クラブのロフト角:ロフト角が大きいクラブ(ウェッジなど)はボールが高く上がりスピン量も多いため、キャリーの割合が大きく、ランは少なくなります。逆にロフト角が小さいクラブ(ドライバーなど)は、弾道が低くスピン量も少ないため、ランが出やすくなります。
- ヘッドスピード:ヘッドスピードが速いほどボールの初速が上がり、スピン量も増える傾向があるため、キャリーを稼ぎやすくなります。
- 打ち出し角とスピン量:理想的な飛距離を出すには、クラブごとに最適な打ち出し角とスピン量が存在します。これがズレると、キャリーが伸びなかったり、ランが出過ぎたりします。
僕が担当した生徒さんで、ドライバーの飛距離に悩むAさんがいました。彼はヘッドスピードはそこそこ速いのに、なぜか飛距離が出ない。弾道を見てみると、ボールが空高く吹け上がるだけで、前に進んでいなかったんです。これは、スピン量が多すぎるのが原因でした。
そこで、ティーの高さを少し低くして、アッパーブローの意識を少し減らすようにアドバイスしたところ、スピン量が適正値に近づき、ランが20ヤードも伸びて、トータル飛距離が一気にアップしました。彼は「今まで損してました…」と笑っていましたね。
アマチュアのキャリーとランの平均(ドライバー)
では、一般的なアマチュアゴルファーのドライバーにおけるキャリーとランはどれくらいなのでしょうか。あくまで目安ですが、参考にしてみてください。
ゴルファー | 平均ヘッドスピード | キャリー | ラン | トータル飛距離 |
---|---|---|---|---|
男性アマチュア | 40m/s | 約190ヤード | 約20~30ヤード | 約210~220ヤード |
女性アマチュア | 35m/s | 約150ヤード | 約15~25ヤード | 約165~175ヤード |
注意点
この数値はあくまで平均的なもので、コースコンディションや天候、使用するボールによって大きく変動します。特に、打ち下ろしやアゲンスト(向かい風)のホールでは、キャリーの計算が非常に重要になります。
大切なのは、平均値と比べることよりも、自分の「キャリー」と「ラン」を把握することです。最近はゴルフ練習場でも弾道測定器が設置されている場所が増えていますし、手軽な家庭用測定器もあります。自分の数値を把握して、賢くコースを攻略していきましょう!
クラブ別のゴルフクラブ飛距離一覧
「よし、キャリーとランのことはわかった!で、結局どのクラブでどれくらい飛ばせばいいの?」…そんな声が聞こえてきそうですね(笑)。お待たせしました!ここでは、ゴルフクラブ別の平均的な飛距離を一覧でご紹介します。
ただし!この表を見る前に、ひとつだけ約束してください。これはあくまで「目安」です。この数字に届かないからといって、絶対に落ち込まないでくださいね。ゴルフは飛距離を競うスポーツではありませんから!



僕の生徒さんにも、この表を見せて「全然飛ばない…」って落ち込んじゃう人がいるんですが、大丈夫!飛距離は後からついてきます。まずは自分の「今の飛距離」を正確に知ることが一番大事なんです。
それでは、男性・女性それぞれの、初心者と一般的なアマチュアゴルファーの飛距離目安を見ていきましょう。
男性の平均飛距離(単位:ヤード)
クラブ | 初心者(目安) | 一般アマ(平均) |
---|---|---|
1W (ドライバー) | 180~200 | 220~230 |
3W | 160~180 | 200~210 |
5W | 150~170 | 180~190 |
4U (ユーティリティ) | 140~160 | 170~180 |
7番アイアン | 110~130 | 140~150 |
9番アイアン | 90~110 | 120~130 |
PW (ピッチングウェッジ) | 80~90 | 100~110 |
AW (アプローチウェッジ) | 70~80 | 80~90 |
SW (サンドウェッジ) | 50~60 | 60~70 |
女性の平均飛距離(単位:ヤード)
クラブ | 初心者(目安) | 一般アマ(平均) |
---|---|---|
1W (ドライバー) | 130~150 | 170~180 |
3W | 110~120 | 140~150 |
5W | 90~100 | 120~130 |
4U (ユーティリティ) | 80~90 | 110~120 |
7番アイアン | 60~70 | 90~100 |
9番アイアン | 50~60 | 70~80 |
PW (ピッチングウェッジ) | 40~50 | 60~70 |
AW (アプローチウェッジ) | 30~40 | 50~60 |
SW (サンドウェッジ) | 20~30 | 40~50 |
自分の飛距離を把握するコツ
練習場で7番アイアンを基準に打ってみましょう。例えば7番で120ヤード飛ぶなら、番手間の飛距離差を10ヤードと考えて、6番なら130ヤード、8番なら110ヤード、というように計算していくと、自分の番手ごとの距離感を掴みやすくなりますよ。
繰り返しになりますが、大切なのは自分の飛距離を正確に把握し、コースで使いこなすことです。この表はあくまで現在地を知るための地図のようなもの。ここから一緒に飛距離アップの旅に出かけましょう!
ドライバーの飛距離は年代で変わる?


「最近、若い頃に比べてドライバーの飛距離が落ちてきた気がする…」なんて感じている方、いらっしゃいませんか?実は、それは気のせいではありません。一般的に、飛距離は年代とともに変化していく傾向があります。
主な理由は、やはり身体的な変化です。年齢を重ねると、筋力や柔軟性が少しずつ低下してきます。これが、ゴルフスイングで最も重要な「捻転(体をねじる動き)」や、インパクト時の「ヘッドスピード」に影響を与え、結果として飛距離ダウンに繋がることがあります。



僕のレッスンに来られる50代、60代の方からも、このお悩みは本当によく聞きます。「昔は250ヤード飛んでたのになぁ」って。その気持ち、痛いほどわかります!
では、年代別のドライバー平均飛距離の目安を見てみましょう。これもあくまで一般的なデータですが、自分の立ち位置を確認する参考にしてください。
年代別・性別 ドライバー平均飛距離(単位:ヤード)
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代~30代 | 230~250 | 180~200 |
40代~50代 | 210~230 | 160~175 |
60代以上 | 190~210 | 140~150 |
希望を捨てないで!
この数字を見て「やっぱり落ちる一方か…」なんて思わないでください!これは、あくまで体力任せに振っていた場合の平均値。ゴルフはパワーだけのスポーツではありません。正しいスイング技術と自分に合ったクラブがあれば、年齢を重ねても飛距離を維持、 thậm chí アップさせることは十分に可能です。
実際に、僕の生徒さんで72歳のBさんは、レッスンに通い始めてからスイング効率が劇的に改善しました。もともと200ヤードくらいだった飛距離が、なんと220ヤードまで伸びたんです!彼は「ゴルフ人生で今が一番飛ぶよ!」と、毎週嬉しそうに報告してくれます。
Bさんが取り組んだのは、難しいことではありません。
- 体幹を使ったスイングの習得:腕力に頼らず、体の大きな筋肉を使うことで、効率よくヘッドスピードを上げる。
- 自分に合ったシャフトへの変更:年齢とともに変化するスイングスピードに合わせて、少し柔らかめのシャフトに変更し、クラブの「しなり」を最大限に活かす。
- 無理のない練習:毎日素振りをするなど、体に負担をかけずにゴルフに触れる時間を増やす。
年齢を言い訳にするのは、まだ早いですよ!今の自分に合ったスイングとクラブを見つけることで、ゴルフはもっともっと楽しくなります。飛距離が落ちてきたと感じたら、それはスイングを見直す絶好のチャンスだと捉えましょう!
女性のゴルフ飛距離の目安を紹介
「男性と同じように振っているつもりなのに、全然飛ばない…」「女性の平均飛距離ってどれくらいなの?」ゴルフを楽しむ女性ゴルファーにとって、飛距離は永遠のテーマかもしれませんね。
まず、安心していただきたいのは、男性と飛距離を比べる必要は全くないということです。骨格や筋力の違いから、男女で飛距離に差が出るのはごく自然なこと。大切なのは、女性ゴルファーとしての自分の飛距離の目安を知り、自分に合ったゴルフを組み立てることです。



僕の女性の生徒さんたちも、最初は周りの男性の飛距離を気にして力んでしまう方が多いんです。でも、力を抜いて、女性ならではの「しなやかさ」を活かしたスイングを覚えると、驚くほど飛距離が伸びるんですよ!
それでは、先ほどもご紹介しましたが、改めて女性ゴルファーの飛距離の目安をクラブ別に見てみましょう。
女性ゴルファーのクラブ別・飛距離目安(単位:ヤード)
クラブ | 初心者 | 一般アマチュア | 上級者・プロ |
---|---|---|---|
1W (ドライバー) | 130~150 | 170~180 | 220~ |
5W | 90~100 | 120~130 | 170~ |
7番アイアン | 60~70 | 90~100 | 130~ |
PW | 40~50 | 60~70 | 90~ |
いかがでしょうか?「私、まだまだ初心者レベルだわ」と思った方も、「意外と平均くらいは飛んでるかも」と思った方もいるかもしれませんね。
女性が飛距離を伸ばすための3つの秘訣
- ミート率をとにかく上げる!
パワーで劣る分、クラブの芯(スイートスポット)でボールを捉える正確性が何よりも重要です。ボールの行方を気にせず、まずは小さな振り幅(ハーフスイング)で、毎回同じ場所に当てる練習を繰り返しましょう。芯に当たった時の「カシュッ」という快音と、ボールが軽く飛んでいく感覚を体に覚えさせることが、飛距離アップへの一番の近道です。 - しなやかなスイングを意識する
男性のように力に頼るのではなく、体の回転とクラブの遠心力を使いましょう。腕や肩の力を抜き、リズムよく「ゆったり」振ることを意識してみてください。まるでムチがしなるようなイメージでクラブを振れると、ヘッドスピードは自然と上がっていきます。 - 自分に合った「軽い」クラブを選ぶ
特に初心者の方は、見栄を張らずに女性用の「Lシャフト(レディース)」や、シニア向けの「Aシャフト(アベレージ)」など、軽くて柔らかいクラブを選びましょう。クラブが軽いと振り抜きやすくなり、シャフトが柔らかいと、非力な方でも「しなり」を最大限に活かしてボールを飛ばすことができます。
女性のゴルフは、パワーではなく「効率」と「正確性」が鍵です。男性顔負けの豪快なショットを目指す必要はありません。自分らしい、美しくしなやかなスイングで、賢くコースを攻略していきましょう!
50代女性のゴルフの飛距離


「50代からゴルフを始めたんだけど、飛距離ってどれくらいが目標?」「若い頃より飛ばなくなったけど、まだまだ楽しみたい!」そんな50代女性ゴルファーの声、僕の元にもたくさん届きます。素晴らしいことですよね!ゴルフは生涯スポーツ。50代からでも、まだまだ上手くなれるし、飛距離を伸ばすことだって可能です。
50代女性のゴルフで大切なのは、「無理なく、賢く、楽しく」飛距離を追求することです。若い頃と同じ感覚で力任せに振ると、体を痛めてしまう原因にもなりかねません。



僕が担当した50代のC子さんは、まさに「もっと飛ばしたい!」という気持ちが空回りして、腕や肩に力が入りすぎていました。まずはその力みを抜くことから始めたんです。
50代女性の平均飛距離と目標
一般的な50代女性のドライバー飛距離は、150ヤード~160ヤードあたりが平均と言われています。ゴルフを始めたばかりの方であれば、まずは130ヤードをコンスタントに超えることを目標にすると良いでしょう。
大切なのは、最大飛距離よりも「平均飛距離」です。一発のナイスショットよりも、8割くらいの力で打っても安定して目標の距離を飛ばせる再現性のほうが、スコアメイクにはずっと重要です。
50代女性が飛距離アップするための賢い選択
C子さんと一緒に取り組んで、効果があった3つのポイントをご紹介します。
- 「高反発」や「軽量」ドライバーを試す
最近のゴルフクラブは本当に進化しています。特にシニアや女性向けのモデルは、少ない力でもボールが上がりやすく、楽に飛距離が出るように設計されています。ルール適合内でも、反発係数が高く、ヘッドスピードが遅めでも飛ぶ「高反発系」のドライバーは試す価値大です。クラブを買い替えるだけで10ヤード以上飛距離が伸びた、なんて話はザラにありますよ!
参考情報サイト: ダンロップ公式サイト「XXIO(ゼクシオ)」
URL: https://sports.dunlop.co.jp/golf/xxio/ - 「大きな筋肉」を使うスイングを覚える
腕や手先といった小さな筋肉ではなく、お腹周りや背中、お尻といった「大きな筋肉(体幹)」を使ってクラブを振る意識を持ちましょう。アドレスで両脇を軽く締め、体と腕が一体となって回転するイメージです。これによりスイングが安定し、ヘッドスピードも効率よく上がります。 - 「飛ばない」ユーティリティを積極的に使う
「え、飛ばないクラブ?」って思いましたか?(笑)これは、ロングアイアンやフェアウェイウッドが苦手な方への提案です。ボールが上がりにくい難しいクラブでミスショットを連発するくらいなら、確実に100~120ヤードくらいを狙えるユーティリティ(UT)を多用したほうが、結果的にスコアはまとまります。飛距離の欲を捨てて、次の1打が打ちやすい場所にボールを運ぶ「賢さ」が、大人のゴルフの醍醐味です。
50代からのゴルフは、体力で劣る部分を「技術」と「戦略」、そして「最新の道具」でカバーしていくのが正解です。焦らず、自分の体と相談しながら、あなたに合ったスタイルで飛距離アップを目指しましょう!
ゴルフ初心者飛距離が伸びない悩み解決


ゴルフ初心者で飛距離が出ない女性へ
「練習しているのに、なかなか飛距離が伸びない…」「一緒に始めた友達はどんどん飛ぶようになってるのに…」そんな風に悩んでいるゴルフ初心者の女性のあなたへ。その気持ち、すごくよくわかります。周りと比べて焦ってしまったり、自分には才能がないのかな、なんて落ち込んでしまったりしますよね。
でも、断言します。あなたに才能がないわけでは、決してありません!
多くの場合、飛距離が出ない原因は、ほんのちょっとしたポイントに隠れているだけなんです。それに気づいて修正すれば、あなたのボールは嘘のように前に飛ぶようになりますよ。



僕が見てきた飛距離に悩む初心者女性の9割は、ある共通点がありました。それは「ボールを遠くに飛ばそう!」と意識しすぎるあまり、腕にガチガチに力が入ってしまっていること。まずは、その力みを解くことから始めましょう!
ここでは、飛距離に悩むあなたが今すぐチェックできる3つのポイントをご紹介します。鏡の前や、スマホで自分のスイングを撮りながら確認してみてくださいね。
飛距離アップのためのセルフチェックリスト
- グリップは「小鳥を包むように」握れていますか?
力いっぱいクラブを握りしめていませんか?グリップに力が入りすぎると、手首の動きが硬くなり、クラブのヘッドがスムーズに走りません。よく言われる例えですが、「生きた小鳥を優しく包むように」、指先でクラブを支えるくらいの力加減がベストです。特に右手の親指と人差し指に力が入りやすいので要注意ですよ。 - ボールに「当てに行こう」としていませんか?
ボールを目の前にすると、どうしても「このボールにクラブを当てなきゃ!」という意識が働きますよね。でも、その「当てに行く」動きが、実はスイングを小さくし、ヘッドスピードを落とす原因になるんです。ボールはあくまで「クラブが通り過ぎる場所にあるだけ」と考えて、ボールの先にある目標に向かって、クラブを大きくフィニッシュまで振り抜くことを意識してみてください。 - 体が「起き上がって」いませんか?
ダウンスイングからインパクトにかけて、前傾姿勢が崩れて体が起き上がってしまう「伸び上がり」のスイング。これも女性初心者に非常に多いミスのひとつです。体が起き上がると、ボールの上っ面を叩くトップの原因になり、全く飛距離が出ません。お尻の位置をアドレスの時から動かさないように意識するだけでも、伸び上がりはかなり改善されますよ。
焦りは禁物です!
これらのポイントを意識しても、すぐに結果が出ないかもしれません。でも、焦らないでください。ゴルフの上達には、少し時間が必要です。大切なのは、一度に全部やろうとしないこと。今日の練習では「グリップの力加減だけ」、明日は「フィニッシュまで振り抜くことだけ」というように、テーマを一つに絞って練習する方が、上達への近道です。
あなたは一人じゃありません。正しいポイントを意識して練習を続ければ、必ず飛距離は伸びていきます。自信を持って、ゴルフを楽しんでくださいね!
初心者の7番アイアン飛距離は何ヤード?


ゴルフ練習場に行くと、多くの人がまず手に取るクラブ、それが7番アイアンですよね。「ゴルフスイングの基本は7番アイアンから」なんて言われることも多く、まさに初心者の相棒とも言えるクラブです。
では、その7番アイアン、初心者は一体何ヤードくらい飛ばせれば良いのでしょうか?
結論から言うと、男性なら110~130ヤード、女性なら60~70ヤードをコンスタントに打てるようになれば、初心者としては十分合格点です!



「え、それだけ?」って思いました?(笑)そうなんです。雑誌やネットにはもっとすごい数字が書いてあるかもしれませんが、あれはあくまで一般的な平均値。まずはこの距離を「狙って」打てるようになることが大切なんですよ。
7番アイアンの練習で本当に重要なのは、最大飛距離ではありません。以下の3つのポイントを意識してみてください。
7番アイアン練習で本当に大切なこと
- 飛距離の「安定性」
一発だけ150ヤード飛んでも、次が100ヤード、その次がチョロ…では、コースでは全く武器になりません。大切なのは、毎回ほぼ同じ距離を打てる「再現性」です。練習では、自分の7番アイアンの「平均飛距離」が何ヤードなのかを知ることに集中しましょう。10球打ってみて、大体同じような場所にボールが集まるようになれば、あなたの7番アイアンは立派な武器になります。 - 方向性の「正確性」
7番アイアンは、グリーンを直接狙ったり、次のショットが打ちやすいフェアウェイの特定の場所にボールを運んだりする「狙う」ためのクラブです。いくら飛距離が出ていても、右や左に大きく曲がってしまっては意味がありません。練習場のマットの向きを信じすぎず、目標に対して真っ直ぐ構え、真っ直ぐ打ち出す練習を繰り返しましょう。 - 自分の「基準」を作ること
7番アイアンの飛距離は、あなたの全てのクラブの飛距離の「基準」になります。一般的に、アイアンの番手間の飛距離差は約10ヤードと言われています。つまり、あなたの7番アイアンの平均飛距離が120ヤードだと分かれば、6番なら130ヤード、8番なら110ヤード…というように、他のクラブの飛距離も予測できるわけです。この「自分だけの距離の階段」を作ることが、コースマネジメントの第一歩です。
豆知識:なぜ7番が基準なのか?
7番アイアンは、ゴルフクラブセットのちょうど真ん中あたりに位置するクラブです。長すぎず短すぎず、ロフト角も適度でボールが上がりやすいため、スイングの基本を覚えるのに最適とされています。この7番アイアンで安定したスイングを身につければ、他のクラブにも応用しやすいんですよ。
初心者の皆さん、7番アイアンの練習では、ヤード表示の数字に一喜一憂するのはもうやめにしましょう!それよりも、自分の「基準となる飛距離」と「方向性」を磨くことに集中してみてください。それができれば、スコアは間違いなく縮まっていきますよ!
初心者におすすめのドライバー飛距離
ゴルフの華といえば、やっぱりドライバーショット!あの「カキーン!」という快音とともに、ボールが空高く舞い上がっていくのは、ゴルフの最大の魅力のひとつですよね。だからこそ、初心者の皆さんが「ドライバーでどれくらい飛距離を出せばいいの?」と気にする気持ち、よーくわかります。
では、初心者の方におすすめするドライバーの目標飛距離はどれくらいでしょうか?
僕がいつも生徒さんにお伝えしているのは、「まずは『OBにならない真っ直ぐなボール』で150ヤード」です!



「え、低すぎない!?」って声が聞こえてきそうですね(笑)。もちろん、最終的な目標はもっと上にあっていいんです。でも、ゴルフを始めたばかりの段階で、いきなり200ヤードや250ヤードを目指すと、大体うまくいきません。
なぜなら、遠くに飛ばそうとすればするほど、スイングに力が入り、体がブレ、結果として大きく曲がったり、チョロやテンプラといった大叩きの原因になるミスショットに繋がってしまうからです。
ゴルフのスコアメイクで最も重要なのは、「次のショットが打ちやすい場所にあること」。いくら200ヤード飛んでも、深いラフや林の中に入ってしまったら、次のショットで苦労するのは目に見えていますよね。それなら、たとえ150ヤードでも、フェアウェイの真ん中にボールがある方が、断然スコアは良くなるんです。
初心者がドライバーで大怪我しないための3つの心得
- 「マン振り」は封印する
「マン振り(100%の力で振ること)」は、プロや上級者がスイングを固めた上で行うから意味があるのであって、初心者がやっても百害あって一利なしです。まずは、7割くらいの力感で、バランスを崩さずにフィニッシュまで振り切ることを目標にしましょう。意外と、力を抜いたほうがヘッドが走り、飛距離が出たりするんですよ。 - ティーは少し低めから試してみる
ティーが高いと、ボールをアッパーブローで捉えやすく飛距離アップに繋がると言われますが、初心者にとってはテンプラ(ボールの上っ面にクラブが当たって真上に上がるミス)の原因になりがちです。まずは、ドライバーのヘッドの上からボールが半分くらい見える高さから始めてみましょう。安定してミートできるようになったら、少しずつ高くしていくのがおすすめです。 - 「短いドライバー」も選択肢に入れる
最近のドライバーは長尺化が進んでいますが、クラブが長くなるほど操作は難しくなります。もし、どうしても真っ直ぐ飛ばないなら、「短尺ドライバー」や、ドライバーよりも短い「ミニドライバー」、あるいは思い切って「フェアウェイウッド(3Wや5W)」でティーショットするのも賢い選択です。
初心者の皆さん、ドライバーの飛距離競争から、いったん降りてみませんか?「飛ばす」ことより「曲げない」ことを最優先に練習すれば、自然とボールは芯に当たるようになり、結果として飛距離も伸びていきます。焦らず、着実に、OBしないドライバーショットを身につけていきましょう!
ゴルフで60ヤードしか飛ばないのはなぜですか?


「一生懸命振ってるのに、ドライバーが60ヤードしか飛ばないんです…」これは、僕がレッスンで実際に受けた、とても切実なご相談です。ご本人は本当に悩んでいて、ゴルフが嫌いになりかけていました。もし、この記事を読んでいるあなたも同じような悩みを抱えているなら、安心してください。原因は必ずありますし、それは絶対に改善できます。
ゴルフで60ヤードしか飛ばないという場合、考えられる原因はいくつかありますが、最も可能性が高いのは「ボールに正しくエネルギーが伝わっていない」ということです。その代表的なミスショットが以下の3つです。
60ヤードしか飛ばない主な原因
- チョロ:クラブヘッドの刃の部分(リーディングエッジ)でボールの赤道あたりを叩いてしまうミス。ボールはゴロになってしまい、全く飛びません。
- トップ:クラブヘッドがボールの上半分を叩いてしまうミス。ライナー性の低い弾道で、飛距離を大きくロスします。
- テンプラ:クラブヘッドの上部(クラウン)でボールの下を打ってしまうミス。ボールは真上に高く上がるだけで、前に進みません。
では、なぜこれらのミスが起きてしまうのでしょうか?その根本的な理由を解決しないと、何度練習しても同じことの繰り返しになってしまいます。



僕のところに相談に来たDさんも、典型的な「伸び上がり」と「すくい打ち」が原因でした。ボールを上げたいという気持ちが強すぎて、インパクトで体が起き上がり、手首でボールをすくい上げるようなスイングになっていたんです。
今すぐできる!原因別・改善ドリル
もしあなたが60ヤードしか飛ばずに悩んでいるなら、以下のドリルを試してみてください。
- 原因:伸び上がり → 対策:「お尻を壁につけてスイング」 自宅でできる簡単なドリルです。壁にお尻をつけたままアドレスし、そのお尻がスイング中に壁から離れないように素振りをします。これにより、前傾角度をキープする感覚が身につきます。体が起き上がらなくなるだけで、トップやチョロは劇的に減りますよ。
- 原因:すくい打ち → 対策:「ボールの30cm先を叩くイメージ」 ボールを上げようとする意識が、すくい打ちを生みます。クラブにはもともとボールを上げてくれるロフト角というものがあるので、自分で上げる必要はありません。練習場のマットなどに、ボールの30cmくらい先に目印(ガムテープなど)を置き、その目印めがけてクラブヘッドを「低く長く」振り抜く練習をしてみてください。クラブヘッドが最下点を過ぎてからボールに当たる「ダウンブロー」の感覚が掴めます。
- 原因:そもそも当たらない → 対策:「超ハーフスイング」 まずはフルスイングを一旦忘れましょう。両足のスタンスを肩幅より狭くし、腰から腰までの振り幅で、確実にボールの芯を捉える練習に集中します。この小さなスイングで毎回クリーンに打てるようになれば、少しずつ振り幅を大きくしていくだけです。焦って大きなスイングをするのが、上達を妨げる一番の原因です。
飛距離が出ないのは、本当に辛いですよね。でも、それはあなたのスイングに改善のヒントがたくさん隠れている証拠でもあります。原因を正しく理解し、それに合った正しい練習を続ければ、必ず60ヤードの壁は越えられます。諦めずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう!
ゴルフ初心者飛距離アップを目指すには
この記事では、ゴルフ初心者の飛距離に関する様々な情報や悩みについて解説してきました。最後に、あなたがこれから飛距離アップを目指す上で、大切にしてほしいポイントをまとめます。このポイントを心に留めて練習に励めば、あなたのゴルフはもっと楽しく、スコアも良くなっていくはずです!
- ゴルフの飛距離はキャリーとランの合計である
- 自分のクラブごとの平均飛距離を把握することが第一歩
- 飛距離の目安はあくまで参考、数字に一喜一憂しない
- 男性と女性、年代によって飛距離の目安は異なる
- 周りと比べず自分のペースで上達を目指すことが大切
- 女性はパワーよりミート率としなやかさで飛ばす
- 50代からは技術と戦略、最新クラブで飛距離をカバー
- 飛距離が出ない原因の多くは力みと間違った体の使い方
- グリップは小鳥を包むように優しく握る
- ボールを当てにいかずフィニッシュまで振り抜くことを意識
- 7番アイアンは飛距離よりも安定性と方向性が重要
- ドライバーは「マン振り」せず7割の力感で
- 真っ直ぐ150ヤード飛ばせる方がスコアはまとまる

