関西屈指の名門「有馬ロイヤルゴルフクラブ」は、ロイヤル/ノーブルの36ホールで“二人の巨匠”が腕を競ったチャンピオン設定が魅力です。
大会開催実績に裏打ちされた難グリーン、戦略的ハザード、そしてアクセスの良さが高評価を集めています。
この記事では、100切先生カズの視点で「初見殺しを減らす狙い所」と「当日の動線テンプレ」を中心に、体験談も交えて攻略のコツを具体化します。
100切先生カズ有馬ロイヤルは“置き所ゲー”の神ステージ。ロイヤルは左NG、ノーブルは風読みが肝で、練習環境も300ydレンジ完備。
速いグリーン相手に2パット設計がハマると、スコアの伸びしろがグッと見える名門です。名物ホールは写真映えも抜群、ボギー上等の現実解で“今日イチ”が増えます。
おすすめですよ。
有馬ロイヤルゴルフクラブの基本情報と特徴


ロイヤルは上田治、ノーブルはロバート・ボン・ヘギー設計で、個性の異なる36ホールを楽しめます。
また、当クラブは競技開催の実績があり、1987年の日本オープンや2024年のパナソニックオープンの開催クラブとして知られています(コース断定はせず、クラブ開催として表記)
① 36ホールの設計思想と難易度
ロイヤルはクラシカルなタフさと地形のうねりで正確性を要求します。
ノーブルは光と影のコントラストが効いた造形で視覚的プレッシャーが強めです。
両コースとも戦略性が高く、ティーからの置き所がスコアの分水嶺になります。
グリーンは速めの設定になりやすく、段差や傾斜が3パットを誘発します。
初訪は「安全サイドの固定化」が特に効果的です。
② 距離・コースレート・スロープの目安
36ホール総距離は1万4千ヤード規模で、チャンピオンシップの風格があります。
コースレート/スロープは、ロイヤルが72.7/135、ノーブルが74.0/137の指標で、難度はノーブルのほうが高めに設定されています(ティー設定や改定により変動の可能性があります)。
ロイヤルは総じてタフ寄りで、上級者でも手応え十分のレイアウトです。
ノーブルもフェアな難しさがあり、風やピン位置で体感難度が大きく変わります。
ドラコン推奨・ニアピン推奨ホールが公開されているので、事前に狙い所の仮説を持てます。
スコア重視ならティーチョイスを1段階保守的にするのが得策です。
③ 初見殺しポイントの全体像
左サイドが浅いOB、打ち上げでつま先上がりになる上がり目のホールは特に要注意です。
段グリーン奥からのアプローチは難易度が急上昇します。
視覚的ハザードに惑わされず、安全帯を事前に決めておくと崩れにくくなります。
初ラウンドは「レイアップ基準」を明文化しておくと判断が速くなります。
後述の名物ホール対策と合わせてプラン化しましょう。
アクセスと当日の動線テンプレ


JR三田駅南口からの無料クラブバス(要予約)が基本動線で、所要約30分の案内が公式にあります。
① 三田駅からの移動とクラブバス
前々日の17時までにバス予約が必要なので、スタート確定時に同時手配が安全です。
往路は8:20発、復路は16:15発が基本で、トップスタートの時期は30分前倒しになります。
体験談ですが、僕は三田駅で早めに水分を確保して乗車したら準備がスムーズでした。
駅前は再開発で目印が変わる場合があるので、集合場所は前日に再確認しましょう。
タクシー移動のバックアップも想定しておくと万一の遅延に対応できます。
② 到着後の練習順序テンプレ
300ydレンジ→アプローチ&バンカー→パターの順で「距離→高さ→転がり」を整えるのが効率的です。
打席は25で回転は良好なので、ウォームアップの30球を“ルーティン確認”にあてます。
アプローチ練習で“上り1タッチ”の基準キャリーを作るとラウンドで迷いません。
バンカーはフェース管理と振り幅を2パターンに固定しておくと当日ブレません。
最後にパターで“上り2m・下り2m・フック/スライス各1本”を繰り返し、初速を合わせます。
③ スタート前の時間配分チェック
バス到着→更衣→レンジ30球→アプローチ/バンカー各10分→パター10分→ティーへ、が目安です。
接待や同伴者配慮がある日は、集合時間を“到着+20分”にして余裕を持たせます。
レンジはコースボールなので、弾道の再現性が高く番手確認に最適です。
朝食時間の設定があるので、食事を絡める日は逆算して練習時間を調整しましょう。
気温や風で番手がぶれそうなら、スタート前に1本上げ下げの想定を作っておきます。
100切りを目指すなら、練習時間を確保できるプラン選びが重要です。お得な料金と空き状況を、こちらから確認できます。
ロイヤルコース攻略:安全サイドと落とし所


ロイヤルは“左NG・打ち上げ・段グリーン”の三拍子がそろうホールで守備的運用が効きます。
① ティーショットの狙い目マップ
左サイドに浅いOBが続くホールは、とにかくフェアウェイ右サイドに球を置く前提で狙います。
打ち上げでつま先上がりになると左へ出やすいので、ティーアップ位置も右寄りにします。
体験談ですが、僕は保険で3Wを多用し、フェアウェイキープ率を最優先にしました。
視覚圧の大きいホールは「構えを短く、プリショットを減らす」と迷いが消えます。
ドラコン推奨ホールのみ攻め、その他は“置き”に徹するのが100切ショットの鉄則です。
② セカンドで無理しない基準
打ち上げのセカンドはキャリー不足がミスの元なので、1番手上げてセンター狙いを徹底します。
ライがつま先上がりなら左外しが致命傷なので、右バンカー手前のラフを“安全帯”に設定します。
ピン位置が手前でも段上は禁物で、奥の段からは寄せが極端に難しくなります。
レイアップ時は次の“上りパットを残せる”面に置く発想がスコア直結です。
ショートユーティリティで低スピンの転がしも有効で、花道を積極活用しましょう。
③ 名物ホールのリスク回避術
HDCP1のロイヤル3番はパー上等、フェアウェイ右半分→花道狙いの二段構えが有効です。
左のOBラインを絶対見ない、ターゲットを右端一本に絞るとスイングがシンプルになります。
3段グリーンは段をまたぐと3パット率が急上昇するので、同じ段に止める距離感を最優先します。
ピンが奥の日は手前からの2パット設計に切り替えましょう。
僕はここでボギー死守に切り替え、結果的にトータルの大叩きを防げました。
ノーブルコース攻略:風とグリーンの読み替え


ノーブルは見た目の美しさと風の影響で、距離感のズレがスコアに直撃します。
① 池・傾斜・段差の見え方
池越えのショートは風の向きでキャリーが大きく変わるため、ティー高を一定に保ちます。
縦長グリーンは奥ミスが即ボギーに繋がるので、センター手前の“止まる面”を見極めます。
視覚に惑うとスイングテンポが速くなるため、素振りは2回までに制限しましょう。
バンカー越えは入射角が浅いとスピン不足になり、奥の傾斜に乗るリスクが増えます。
フェアウェイの片傾斜は、落下後のラン方向まで想像してサイドを選びます。
② 距離感ブレを抑える番手選択
アゲンストは番手アップだけでなく、球の高さを抑えるクラブを選ぶと再現性が上がります。
フォローは欲張らず、着地後のラン計算で“奥だけは外さない”基準にします。
グリーンが速い日はPWの転がし寄せを多用し、ミスの分散を抑えます。
ピン位置がサイドでも、センターからの2パット想定にすると炎上しません。
体験談として、フォロー読みに失敗した日は手前花道からの寄せワン狙いに全振りで凌ぎました。
③ 寄せのミスゾーンを避ける
砲台や段差グリーンは、上りの面に球を置く意識が何よりの保険になります。
下りフックのファーストパットは3パット率が激増するので、外しても上り側に残すのが鉄則です。
ランの止まり位置までイメージし、奥バンカーとエッジの“狭間”は避けます。
ラフが深い日は58度よりも54度やPWの転がしに切り替えると再現性が高まります。
“絶対ダメゾーン”をラウンド前に2つだけ決めて共有しておくとチーム全体でミスが減ります。
グリーン攻略:3パット激減のルール


大会が来る速さを想定し、上りを残すだけでなく“段をまたがない”置き方に徹します。
① 下りを残さない落とし所
花道や手前エリアからの上り2パット設計が最も再現性があります。
奥からの寄せはバンスを使うか、転がしで段に当てて止めるイメージが有効です。
エッジからはPWのチップ&ランで“初速を小さく”始めると距離感が安定します。
ピンハイ死守よりも“段の中”に止める発想に切り替えます。
同伴者と“奥NG”の合言葉を共有して判断を速めましょう。
② 速いコンディションでの距離感
素振り1回→ショート目のタッチで、初速を揃えるルーティンを固定します。
フォロー風の日は転がりが伸びるので、下りラインはさらにショート目でOKです。
重い日でもカップ手前でボールを“止める”意識にするとオーバーが減ります。
下りに入ると読みすぎが増えるので、カップの“入口半分”を狙います。
ラインよりタッチ優先で、3パット目の距離を最短にする意識がスコアに効きます。
③ 2段・マウンドのライン取り
段差は“登る or 落とす”のどちらかに決め、段上で減速しないよう初速設計を変えます。
マウンドは頂点の傾斜を優先読みにして、曲がり幅の過大評価を避けます。
強めに打つ選択をするなら“外し場所が上り”か必ず確認します。
カップ手前に台形の“止まりゾーン”を仮想し、そこへ落とすタッチを作ります。
段をまたぐ日は無理せず2パット狙いに割り切るのが得策です。
練習環境とウォームアップのコツ


300yd/25打席のレンジとアプローチ・バンカー・パター練習場で試合前のような調整が可能です。
① ドライビングレンジの使い方
最初の10球はウェッジでテンポ作り、次の10球でミドルアイアン、最後の10球で3W/ドライバーを確認します。
コースボールなのでキャリーの現実値が掴みやすく、番手の打ち分け判断が早くなります。
飛ばしにいかず、フェアウェイを“右半分に置く球”の再現にフォーカスします。
調子が悪い日はドライバーを減らし、UTのティーショット練習に切替えるのも手です。
仕上げに低スピンの“押し球”を1本作っておくと風に強くなります。
② アプローチ&バンカーの重点練習
9時→10時→11時の振り幅でキャリー差を作り、着地音の違いで調整します。
バンカーは目線を“砂一点”に固定し、エクスプロージョンの再現を優先します。
フェースを開く日はスタンスを開き、リーディングエッジの刺さりを防ぎます。
“転がしOKのライ”を見抜けると、難グリーンでも寄せのミスが激減します。
ピン位置が奥なら、花道からのワンクッションを練習しておくと実戦で効きます。
③ パター練習の時間配分
上り2m×5本→下り2m×5本→曲がり2m×5本の順で、初速の型を固めます。
3m以上は狙わずショート目でOK、返しの距離を最短にする意識が重要です。
ロングパットは“段の手前で止める”イメージを繰り返します。
緊張する日はストロークテンポをアプリで測り、数値で安定を確認します。
最後は実戦想定で“外して上り”を残す配置をシミュレーションします。
予約・料金・キャンセルの実務


最新のプランや施設情報は大手予約サイト・公式の案内を併読し、用途別に選ぶのが確実です。
① 予約プランの見方と傾向
セルフ/キャディ付、昼食有無、乗用カートやGPSの有無をまず確認します。
接待向けは“時間の読みやすさ”を重視し、バスと食事の時間帯を必ず逆算します。
スコア狙い日はスタート前練習時間が十分に取れる枠を選びましょう。
ドラコン・ニアピン推奨ホール情報は練習テーマ設定にも役立ちます。
薄暮や1.5R枠を活用すれば、練習→実戦→修正のサイクルを一日で回せます。
② 接待向けと自己ベスト狙いの使い分け
接待では“安全帯の共有”と“無理しない合図”を最初にすり合わせると全員が楽になります。
自己ベスト狙いはティーを保守的にし、フェアウェイキープ率をKPIに置くのが近道です。
ランチ時間の確保やホールアウト時刻の見積りを先に決めると進行が安定します。
朝食・昼食の時間帯とメニュー価格帯を把握しておくと段取りがスムーズです。
僕は接待時、名物ホールでは“ボギーでOK”宣言をして雰囲気を保つようにしています。
③ キャンセルポリシーの注意点
キャンセル規定は予約元によって差があるため、サイトごとに必ず確認します。
人数変更やスタート時間変更の締切も細かく異なるので、前日昼までに最終確定しましょう。
悪天候時の取り扱いと振替可否も合わせてチェックしておくと安心です。
企業利用では社内稟議のリードタイムも見越しておくとトラブルを防げます。
幹事は連絡網と共に“予備日案”を事前共有しておくと当日が楽です。
口コミ傾向:強みと要注意ポイント


強みはメンテ・戦略性・練習環境、要注意はグリーンの速さと狙い所の難しさに集約されます。
① コースメンテと戦略性の評価
フェアな難しさと整備の良さがリピーターを生み、接待でも満足度が高い傾向です。
戦略性の高さはスコアの上下動に直結し、良い意味で“ハマる”楽しさがあります。
ティーショットの置き所が分かると、二打目以降の精神的負荷が一気に下がります。
名物ホールは写真的にも映えるので、同伴者との話題づくりに事欠きません。
整備の質は練習場の球質や設備にも現れており、当日の再現性に寄与します。
② グリーン難の声と対策
“速い+段差”の複合で3パットが出やすく、置き場所の思想が最重要課題になります。
上りを残す、段をまたがない、奥に外さないの3ルールで被害を最小化できます。
ファーストパットはカップ手前20~30cmに止める意識に徹しましょう。
寄せは転がしを多用し、スピンで止めようとしないのが安定します。
当日のグリーンスピードは2m基準の距離感づくりで“タッチ優先”を整えると対応が楽です。
③ 接客・食事・施設の印象
朝食・昼食の時間帯や価格帯の事前把握で、接待運用がスムーズになります。
クラブハウスの雰囲気は落ち着きがあり、ビジターでも安心感があります。
レンジ・アプローチ・バンカーの充実は“練習→本番”の切替に最適です。
お風呂や設備の案内も明快で、初訪の動線が整理しやすい印象です。
僕の印象では、スタッフさんの案内が丁寧で初訪の不安が減りました。
100切先生カズの推奨ルート(ロイヤル/ノーブル)


※イメージ画像です
“置き所の固定化”と“上りを残す”の二枚看板で、ボギー上等の安定運用に寄せます。
① 大叩き回避のゲームプラン
ティーは1段階下げ、3WかUTを多用してフェアウェイ右半分キープを最優先にします。
セカンドは花道からの上り寄せを第一選択にし、ピンハイ狙いを封印します。
パー3はショート目OKの設計で、池越えはセンター手前一点張りにします。
リカバリー不能ゾーンだけは“チーム合意”で絶対回避にします。
体験談として、この運用でトータルのビッグナンバーが激減しました。
② スコアを作る3ホール戦略
ドラコン推奨のホールでのみ飛ばしを解禁し、その他は置きに徹します。
パー5は3打目勝負に固定し、グリーン奥の段差を絶対に使わない攻めにします。
短いパー4はセカンドの番手を残す設計で、グリーン周りの罠に近づきません。
ノーブルのショートは風読み優先、球の高さを落として“面”に止めます。
ロイヤルの難ホールはボギーOKで、トータルでパーを拾っていきます。
③ 風・天気での微調整
アゲンストは“上から入れる”クラブに替え、キャリー不足を最小化します。
フォローは低弾道の転がし設計に切替え、奥ミスを最小化します。
雨の日はスピンが入りやすいので、転がし→スピン抑制の使い分けを明確にします。
寒い日はレンジで“厚い当たりの素振り”を増やして初速を作ります。
風向きが変わる日はホール毎に“保守番手”を1本上げておくと安全です。
よくある質問(アクセス・プレー進行・持ち物)


初訪の不安を潰すために、動線と所要時間、持ち物の基準をまとめます。
① 交通・集合のベストタイム
クラブバス利用時は出発20分前に駅到着→集合→水分補給→乗車の順が安定します。
タクシーのバックアップを決めておくと遅延時のリスクが下がります。
車の場合はICからの経路渋滞を見込み、練習時間を確保して到着しましょう。
復路のバス時刻も先に共有して、ラウンド後の段取りを組みます。
集合場所の目印が変わる可能性があるので、前日に必ず公式で再確認しましょう。
② ハーフの所要とプレーフロー
2時間10分~20分を目安に、前半は“情報収集”、後半は“最適化”で流れを作ります。
前半で風とランの出方を観察し、後半に番手微調整を反映します。
詰まりやすいホールは“置き所の共有”で打順を速めてテンポを保ちます。
昼食の時間を固定し、後半の練習やストレッチ時間を逆算します。
雨天時はグリップ交換のタイミングやタオルの数を増やすと集中が切れません。
③ 初訪で持って行くべき物
雨具・撥水キャップ・グローブ2枚・防寒インナーは季節を問わず役立ちます。
傾斜対応のため、短いティーと長いティーの2種を携行すると便利です。
ボールは“置き所重視”で数に余裕を持ち、予備マーカーも多めに持ちます。
携帯カイロや冷感タオルは体温管理に効果的で、集中力を維持できます。
スマートに動けるよう、スタート前に必要最低限だけカートに積むのがおすすめです。
まとめ: 有馬ロイヤルゴルフクラブ攻略法


有馬ロイヤルゴルフクラブは、設計思想が異なる36ホールを同じ日に味わえる贅沢な舞台です。
初見殺しは“置き所の固定化”と“上りを残す”で大半が解決し、3パットも減らせます。
アクセスと練習環境の良さを活かし、当日の動線をテンプレ化すればスコアは安定します。
大会開催の緊張感を楽しみつつ、無理せず狙い所を守ることが100切りへの最短ルートです。
次のラウンドは、この記事を“チェックリスト”としてバッグに忍ばせてください。
あなたの100切り達成をサポートするため、当攻略法を最大限に活かせる予約プランをチェックしましょう。
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