英虞湾を望むシーサイドの名門「NEMU GOLF CLUB」を、100切先生カズの視点で“攻め方・練習・滞在”まで丸ごと解説します。
公式情報と一次ソースをベースに、風対策やティー選択などの実戦ポイントを、コンペ運用や宿泊活用までつないで整理しました。
途中には、読者から寄せられた実ラウンドのミニ体験談(編集再構成)も差し込み、現場の肌感に近いヒントを添えています。
100切先生カズ英虞湾の青に心拍数上がる…風はツンデレでも、ティーを一つ前にすればスコアは素直です。300yレンジと広いアプローチで微調整して、海越えは目標物を指差し確認。ラウンド後は天然温泉で全身リセット、旅ゴルフの満足度が爆上がりですよ。
NEMU GOLF CLUB完全ガイド|100切先生カズの攻略と滞在術


ここは“風と戦略”がスコアを左右するシーサイドで、練習・宿泊・温泉まで一体化したリゾート型の体験が魅力です。
① コースの特徴と改修ポイント
英虞湾の入り江を背景に、開放感と風の影響が共存する設計です。
大規模改修で視覚的なプレッシャーと攻略ルートの選択肢が増え、ティーからの見え方が洗練されました。
フェアウェイは適度なうねりがあり、平坦でも微妙なライの変化がショット精度を試します。
グリーンは1面運用で整備が行き届き、周囲の傾斜がパッティングに効く場面が多いのが特徴です。
総じて「見晴らしは爽快、マネジメントはタイト」の好バランスと覚えておきましょう。
② 風と高低差への対処法
海からの風は向きが急に変わることがあり、ホール単位で番手が1~2つ前後する前提で準備します。
打ち上げでは弾道が浮きすぎないよう、ハーフスイングの打ち出し低めを練習しておくと安定します。
打ち下ろしは距離が出やすいぶん横風の影響も強まるため、目線とライン取りを保守的に寄せます。
アゲンストは欲張らず、球を潰して低く出す「スリークォーター+コンパクト」を合言葉にしましょう。
追い風はグリーン奥のトラブルを警戒し、手前から転がして寄せるプランBを常備します。
③ ティー選択と番手管理
まずは当日の風速・芝の転がり・気温から総ヤーデージの体感値を“差し引き計算”します。
100切り目線では「無理せず一段階前のティー」で、パーオン狙いよりも“2打目を打ちやすい距離”を優先します。
番手は風向とライで柔軟に入れ替え、同じ距離でも弾道と落とし所で打ち分けるのが鍵です。
ティーショットは幅よりも“次が打てる場所”を基準に、フェード・ドローの持ち球で安全側に置きます。
スコアを作るのは3打目とパットなので、「欲を捨てる番手選択」がトータルのミス軽減につながります。
④ 海超えホールの攻め方
見た目のプレッシャーに負けないために、まずは“目標物の言語化”で狙いを具体化します。
キャリー要件がシビアに感じたら、潔く刻み位置を決めて2打目勝負に切り替えます。
スイング中に力むと打ち出し角が乱れるので、プレショットルーティンを一定に保つことが最重要です。
風向が読みきれない時は、低めの球でスピン量を抑え、着地後の転がりで距離を確保します。
グリーン周りの逃げ場を事前に把握しておくと、ミスしてもボギーで止められます。
⑤ グリーン攻略:芝目と距離感
海側に流れる芝目傾向を想定しつつ、足裏と素振りで“転がりの癖”を朝イチに掴みます。
順目は初速が出やすいので、ショートパットほどヒットしすぎないストロークを意識します。
逆目ではカップ手前で失速しやすいぶん、ラインより“タッチ優先”の目線に切り替えます。
下りのロングは迷わず2パット設計にして、3パットは2回までに抑えられました。
読みと合わない時は「1球ごとに仮説修正」し、同じミスを連続させないのがスコア短縮の近道です。(距離感づくりの具体ドリルはこちら)
練習環境と準備ルーティン


広いレンジとショートゲームエリアが、到着直後からスコアメイクの礎を作ってくれます。
① 300yドライビングレンジの使い方
風の影響を可視化するために、まずは3球ずつ“同一ルーティン”でフェードとドローを打ち分けます。
次にスリークォーターで打ち出しを低く抑える練習を挟み、アゲンスト対応の再現性を高めます。
ドライバーは球質確認に留め、実戦に直結するのは7I~UTの“距離合わせ”です。
最後の10球は「当日よく使う番手のハーフショット」で、リズムとリリースだけを確認します。
打ちすぎて疲弊するより、短時間で課題→確認→定着のミニサイクルを回すのが効果的です。(レンジのターゲット設定のコツ)
② 7,000㎡ショートゲームエリア活用術
30~60ydの“半端距離”を最優先で、キャリーとランの比率を3パターン作ります。
グリーン面の傾斜に合わせ、ロフトを替えずにスタンスとボール位置で打ち分ける練習が時短です。
バンカーはエクスプロージョンの入射音を一定にし、砂の硬さに応じてフェース開閉だけを調整します。
花道からの転がしはPWと9Iを比較し、落とし所の許容範囲が広い方を当日の“第一選択”に据えます。
仕上げに「外しやすい側へ外す」イメージを作り、ミスのダメージを最小化する前提を整えましょう。(アプローチ基本の決定版) (バンカー克服の3ステップ)
③ 前日入り“合宿”プラン
前夜に軽いレンジ→ショートゲーム→温泉で疲労抜きという流れが、翌日の再現性を底上げします。
就寝前はレンジの動画やメモを見返し、翌日のチェックポイントを3つに絞ります。
朝はショートゲームで距離感合わせ→レンジで球質確認→スタート10分前にルーティン固定が理想です。
コンペなら同伴者の番手や風読みも共有し、ホール前に共通戦略を塗り替えていきます。
チェックアウト後の練習再訪も可能なら、反省の即リトライで学習効率を最大化しましょう。(毎日5分の継続メニュー)
快適プレーの工夫


設備と運用を味方につけると、スコアと満足度の両方が底上げされます。
① フェアウェイ乗入れ&GPSナビ術
乗入れ可の日は「残り距離に最短で寄せる動線」を作れて、体力と時間のロスが激減します。
GPSナビの高低差・残距離・レイアウト表示を活用し、狙い所を“数値”で握ってからショットに入ります。
ピンポジションを事前把握して、安全サイドの外しを設計できるのも大きなメリットです。
同伴者の位置共有やスコア入力が簡潔なので、プレーファストにも自然とつながります。
雨後や霜の朝は乗入れ制限がかかる場合があるため、当日の掲示とスタッフ案内を確認しましょう。(あると安心な持ち物チェック)
② コンペはリーダーボードで演出
ホールアウトごとに順位が動く可視化は、プレーヤーの集中力を保つ“良い緊張”を生みます。
ニアピン・ドラコンの入力ルールを開幕前に統一しておくと、運営が滑らかになります。
写真映えするホールで集合ショットの時間を先に確保し、プレー進行と記念撮影を両立しましょう。
表彰は温泉やレストランの導線に合わせて配置すると、移動ストレスが最小化できます。
スコア提出と同時に順位確定まで流せる仕組みを作ると、クローズ後の満足度が一段上がります。
③ 悪天候時のリスク管理
降雨時はカート道メイン運用を想定し、クラブ選択は“濡れてもブレない番手”を優先します。
風雨ミックスの日は、無理なバーディ狙いを封印し、ダボ防止のレイアップ設計へ舵を切ります。
グリップや手袋の替えは多めに持ち、パターカバーの着脱も簡素化してストレスを減らします。
体温維持はレイン上下とキャップで“蒸れない・冷えない”をキープするのがポイントです。
危険水準の雷情報が出たら、速やかにプレー中断の指示に従い安全第一を徹底しましょう。(グリップ交換の目安)
ステイ&リラクゼーション


プレーだけでなく、温泉と宿の体験価値まで含めて“旅ゴルフ”として完成します。
① HOTEL NEMUの楽しみ方
チェックイン後は英虞湾の景色でまず深呼吸し、ラウンジで翌日の戦略会議を軽く回します。
部屋でクラブセッティングの見直しを行い、使わないウェッジは潔く抜いておくのがおすすめです。
夕食は量より質を選ぶと、翌朝のからだが軽くスイングもスムーズになります。
夜はコースマップと気象アプリで風向を予習し、要注意ホールを3つだけマーキングします。
早寝早起きでサンライズの空気を吸い、ショートゲームの距離感合わせで一日の基準を作りましょう。(合宿型レッスンの指針)
② 天然温泉「潮騒の湯」
ラウンド後の温冷交代浴は、脚の張りと肩の疲労をリセットしてくれます。
入浴前に軽いストレッチを挟むと、可動域が戻ってパターのアドレスが落ち着きます。
湯上がりは水分と電解質を補い、反省会は短く“良かった点の再現方法”だけを共有します。
コンペなら表彰式を温泉後に設定し、写真と戦評で思い出の密度を高めましょう。
運転がある場合はアルコールの摂取タイミングを厳守し、安全最優先の導線を守ってください。
③ アフターゴルフの食と星空
地元の海産物はシンプルな調理で素材を楽しむのが正解で、塩気が強すぎないメニューが翌朝に効きます。
夜は海沿いの静けさを味わい、スマホを置いて星空を眺める時間を作ると心拍が落ち着きます。
チームで写真を撮るなら、三脚と長秒撮影で“英虞湾の夜”を背景にした1枚が映えます。
朝焼けの時間帯はレンジよりショートゲームを優先し、光の変化に距離感を合わせ直しましょう。
帰路の運転は休憩多めで、反省点の音声メモを残すと次回の伸びしろが明確になります。(遠征時のメンタル管理術)
予約・料金・アクセス


空き状況や乗入れ可否は当日のコンディションで変わるため、予約導線と移動計画は二重化すると安心です。
① 予約動線(楽天GORAと公式)
予約プラットフォームではプラン比較と口コミの俯瞰がしやすく、直前割やキャンセル拾いも狙えます。
公式の空き状況と併読すると、スタート時間や乗入れ情報の最新を取りこぼしにくくなります。
コンペはリーダーボード機能の有無を事前確認し、当日の入力担当を決めておくと混乱が減ります。
ステイ&プレーは宿の在庫連動があるため、早めの仮押さえ→メンバー確定→微調整の順が安全です。
雨予報の週はリスケ規約とキャンセル期限を把握し、代替日候補を先に確保しておきましょう。
最新の空き状況やお得なプランは、時期によって変動します。以下の各サイトで最新情報を比較・確認するのが確実です。
② 料金・キャンセルの目安
シーズンや曜日で料金は変動するため、早期と直前の二極チェックで“底値”に当たりにいきます。
キャンセル規程は人数と期日で変わることが多く、幹事は全員に共有して同意を取るのが鉄則です。
練習ボール代やレンタルの有無など、当日追加費用の見積もりも忘れずに入れておきます。
乗入れ不可時に歩行距離が伸びる想定で、カート・雨具・タオルの準備コストも差し込むと精度が上がります。
宿泊込みの場合は食事のプラン差も合算し、総額の透明性を高めるとトラブルが激減します。
③ 車・電車・タクシーの行き方
車は伊勢方面からのアプローチが基本で、時間に余裕を持たせれば渋滞のストレスが減ります。
電車は近鉄線の主要駅からタクシー移動の導線を事前にメモしておくと安心です。
朝の道路状況は天候で変わるため、早着してレンジで10~15分の“体ならし”を想定します。
帰路は温泉→出発の順で眠気を管理し、適切な休憩とローテーションで安全運転を徹底してください。
複数台移動のコンペは、集合・解散の目印地点を一つ決めて情報共有を簡素化しましょう。
メリットとデメリット


リゾート一体型の利便性と景観は強みですが、風と天候の影響を受けやすい分だけ設計力が問われます。
① メリット:設備・景観・滞在価値
300y級レンジと広いショートゲームエリアで、到着直後から“スコアに効く練習”ができます。
GPSナビやリーダーボードがあり、個人もコンペも運営ストレスが低くなります。
温泉と宿が同一リゾート内に揃い、1泊2ラウンドや合宿運用の相性が抜群です。
英虞湾の景観は非日常感が強く、写真や思い出の質が自然と上がります。
総合点で“旅ゴルフの完成度”が高く、同伴者を誘いやすいのが魅力です。(他コース攻略の比較軸)
② デメリット:風・天候・混雑
海風の読み違いがスコアに直撃し、初見だと番手選択で迷いが出やすいです。
悪天候日は乗入れ制限や進行遅延が発生し、体力配分にも影響します。
人気シーズンは予約が取りにくく、スタート時間の選択肢が絞られることがあります。
観光ピークと重なると道路混雑も起こりやすく、到着時刻のブレが生じます。
対策を事前に講じれば軽減できますが、気象条件の運要素は残ります。(風で出やすいスライス対策)
③ 向いているゴルファー像
練習と滞在を一体で設計し、合宿的にうまくなりたいゴルファーに最適です。
戦略とメンタルの両立を楽しめる中級者以上は、コースの“問い”に答えるほど伸びます。
100切り~90台安定を狙う層は、番手管理と寄せの再現性が磨けます。
コンペ幹事は運営オプションの豊富さで、満足度の高いイベントを企画しやすいです。
家族やカップルの旅ゴルフでも、温泉と食の充実で“誘いやすい目的地”になります。
ミニ体験談(モデルケース)


以下は読者提供メモをもとに編集部で再構成したモデルケースで、初ラウンド時の学びを短く共有します。
① 初見ラウンドで効いたこと
朝イチはショートゲームで距離感を作り、その後レンジで低めの球を10球だけ確認したのが奏功しました。
風の読みに迷ったホールは刻みに切り替え、次が打てる場所を最優先にしました。
海越えのプレッシャーは、目標物を声に出して指差し確認すると、スイングの雑音が減りました。
下りのロングパットは2パット設計に徹し、3パットは2回までに抑えられました。(下りのタッチ作り)
結果は49-46の95で、欲を捨てた番手選択がスコアに直結した実感が残りました。(別コースでの再現ケース)
NEMU GOLF CLUB攻略法まとめ


NEMU GOLF CLUBは“風を読む技術”と“番手を引き算する勇気”が報われるシーサイドです。
300yレンジと広いショートゲーム、温泉・宿の一体運用が、ラウンド前後の質を底上げします。
ティー選択は守備的に、グリーンはタッチ優先で、海越えは目標物の言語化が合言葉です。
予約はプラットフォームと公式を併読し、当日の乗入れ可否・風向・渋滞を踏まえて設計しましょう。
“旅ゴルフとしての完成度”を味方に、次回はベスト更新を狙ってください。(戦略の応用先はこちら)
“旅ゴルフ”の戦略を練ったら、次は実際のラウンドです。最新の空き状況やお得なプランは、こちらから確認できます。
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