どうも、100切先生カズです。
今回は「富士スタジアムゴルフ倶楽部 南コース」を、はじめて回る人でもボギー基準で完走できるように“置き所と判断”に絞って解説します。
僕が同行ラウンドで実際にやらかしたミスと、そこから得た修正ポイントも正直に混ぜます。
大振りは不要、正しい準備と番手の決め方だけでスコアは4~6打縮まります。
では、現場でそのまま使える「即決ルール」を一緒に作っていきましょう。

富士スタジアム南コースは、景観に惑わされず「置き所」と「即決」が全てです。ボギー基準の安全ルートを守り、大振りしない勇気を持てば必ずスコアは整います。準備を武器に、静かに100切りを目指しましょう!
富士スタジアムゴルフ倶楽部南コース攻略法:まずはボギーOKの5原則


ここからは僕と生徒さんの実例を交えつつ、ミスを“設計”で消す方法を5つに凝縮してお届けします。
①ティーは無理せず
スコアはティー選択でほぼ決まります、これは本当に事実です。
以前、バックから挑戦した受講生Tさんは前半だけで池2回、後半はレギュラーに変えたらダボがゼロになりました。
「届かせようとして強振」より「届く前提の番手」で平常運転した方が、結局パーに近づきます。
僕自身も風が強い日に前のティーへ下げたら、3W中心でフェアウェイを外さなくなりました。
迷ったら短い方、これは南コースでも鉄板の判断です。
②置き所は“広い側”
フェアウェイセンターに置こうとすると、人は不思議と狭い側に吸い寄せられます。
「広いサイドの端に逃がす」くらいの気持ちで打つと、次がいつも楽になります。
ある同伴ラウンドで僕が右バンカーを嫌って左ラフ端に逃がしたら、花道が丸見えでパーが拾えました。
狙いど真ん中より“スタイミーを消す置き所”の方が再現性は高いんです。
置けるクラブで広い側、これだけでダボの芽は半分になります。
③池&バンカーは手前徹底
ハザードは「越えるかも」ではなく「絶対越える」でなければ打たない、が100切りルールです。
僕は一度、池越え185YをUTで強行して手前ラフに落とし、結局ダボにしました。
次の機会に同じ場面で“池手前50Yに刻む”を選んだら、寄せてボギーで済みました。
セカンドやアプローチは高い球で“止めに行く”より、花道に転がす方が失敗が小さく済みます。
バンカーの失敗は代償が大きいので、まずは手前徹底で罰打を消しましょう。
④風と高低差は番手+1
アゲインストと打ち上げはそれぞれ+1、両方来たら+2、これで判断がブレません。
同行コーチ時に「普通の番手」でショートし続けたKさんも、+1ルールに変えた途端パーオン率が上がりました。
“多めに持つ勇気”は、ショートサイドの難しい寄せを避ける最大の保険です。
フォローや打ち下ろしは−1でOKですが、池や奥OBが絡む時だけは−2まで落としてもいいでしょう。
決め切る速さがスイングの質まで良くしてくれます。
⑤3パットしない準備
距離感8割、方向2割、これは僕のレッスンで最初に伝える合言葉です。
練習グリーンでは10m→5m→2mの順で“強さの柱”を必ず作ります。
ある日、僕が下りの速さを過小評価して3パット連発し、最終的に+5を叩きました。
翌週は“下りは絶対ショート”を徹底したら、3パットゼロで回れました。
50センチのタップインを残す、それがゴールだと決めて打ちましょう。
OUTの要点9(1~9番):100切りの安全ルート


前半は“流れを作る時間”、僕はここで無理をやめてから数字が安定しました。
①1番の立ち上がり
朝イチは身体が開きやすいので、3WやUTで“置く”ことから始めます。
僕はドライバーで引っかけた経験があり、以後は低めティーの3Wでフェアウェイキープが定番になりました。
セカンドは花道手前、3打目勝負でOKと先に決めるとスイングが緩みません。
ピンが奥でも手前から、これだけで3パットの芽が減ります。
2パットのボギーでいい、そう思えると次ホールが軽くなります。
②3番の刻み判断
“届くけど危ない”は捨てて、得意距離を残すレイアップに切り替えましょう。
僕は135YのAWが得意なので、セカンドはその距離を残す逆算をします。
一度だけ無理してグリーンを狙い池の縁に止まり、辛うじてボギーでした。
次はFW手前に刻んでAWで寄せワン、同伴者が「それで良かったのね」と笑ってました。
刻みは弱気じゃない、戦略的な“先回り”です。
③4番の外していい側
ピン位置に釣られると、外した時の寄せが地獄になります。
僕は右奥のピンに引っ張られて右に外し、下りのフックで3パットをやらかしました。
そこで学んだのが“外してOK側”を先に決めることです。
安全側に外して転がし、1~2mを上りで残せばパットは一気に簡単になります。
寄らなくても2パットで済む形作りが、スコアの正義です。
④5番の罠回避
見えない罠があるホールは、ドライバー封印が最も賢い選択になる時があります。
僕は5Wで左ラフ端に置き、木を避けて花道から2パットのボギーでまとめました。
ドライバーで右バンカーに入れた同伴者は、そこからダボになって悔しがっていました。
セカンドはピンより“面の真ん中”、奥のミスだけは避けます。
罠の芽を摘むほど、後半の体力も温存できます。
⑤7番の落とし所
視覚に惑わされやすい距離のあるパー3。ここは「外しても寄せやすい側」にミスを集約する前提で番手を決めます。
風や打ち上げを感じたら+1クラブ、迷ったら中央〜手前を基準に。
- ティーショット:ピン狙いは封印。グリーン中央〜手前に“面”で置くイメージ。左右の深いミスは絶対NG。
- 安全側の選択:片側が狭く見える日は、花道に寄る側(寄せ幅が短い側)へ“外すならそこ”と決めておく。
- 寄せの設計:外れたら手前ラフ/花道からのシンプルな転がしで2パット。パーは“結果オーライ”、ボギーOKで良い。
合言葉:「パー3は“置く”ゴルフ。正面からではなく“寄せやすい面”から取る」
⑥8番の寄せ前提
パーオンが現実的でない距離なら、最初から寄せで勝負するプランにします。
僕はPWの転がしが得意なので、30~50Yを残すように逆算しました。
高い球で止めにいくとショートサイドのミスが大きくなりがちです。
花道へ転がして2パット、これで十分仕事をしています。
寄せワンが1回決まると、その日全体の空気が一段軽くなります。
⑦9番の組み立て
プレッシャーのかかる打ち下ろし寄りのパー4。
左側のリスク(OB/ガードバンカーなど)を強く意識し、右サイドベースで安全に。
- ティーショット:右サイドの広い帯に“置く”。センター狙いで曲げるより、最初から安全側へ散らして次が打てる位置を最優先。
- セカンド:ピン位置に釣られずグリーン中央の“面”へ。奥からの下りは3パットの温床、手前から2パットの設計でOK。
- スコアの狙い:前半の締めはボギーで十分。無理にパーを取りに行かず、後半に余力を残す。
合言葉:「左の罠は見ない。右帯に置いて、面の真ん中で2パット」
⑧FWキープのクラブ選択
その日一番“置けるクラブ”をエースに指名してください。
ドライバーが荒れる日は3W、3Wが不安ならUT、これだけでフェアウェイ率が跳ね上がります。
僕はティーを低めにして曲げ幅を半分にし、球筋を一つに絞ります。
250Y狙いより“次が打てる場所”、それがスコアメイクの本質です。
⑨番手早見表
スマホに“自分用+−表”を作り、風と高低差の補正を即決できるようにします。
アゲ+1、打ち上げ+1、池越え+1、フォロー−1、打ち下ろし−1、といった固定値でOKです。
僕は「奥NGのピンは−1」も追加してから、奥からの3パットが激減しました。
悩む時間が短いほど、スイングは滑らかになります。
決めたら迷わない、これが現場の強さです。
INのキーホール4(10~18番):終盤で崩れない


後半は疲労と風が効いてきます、振り幅小さめで“曲げ幅管理”に徹しましょう。
①10番の安全策
ランチ直後は体が回らないので、フェードだのドローだのは忘れてOKです。
僕はここで3W低めティーに固定し、2パットボギーで流れを再構築します。
セカンドはピンより花道の面、3打目の上りパットを残すのがテーマです。
無理に狙うと最初の2ホールで崩れるので、とにかく整えることに集中します。
“整え直しの10番”と思えば焦りは消えます。
②13番は番手を上げる
打ち上げやアゲを感じたら+1、疑わしきは上げる、でいきましょう。
僕は以前ここで普通の番手を選んで手前バンカー、そこからダボになりました。
+1に変えてからは面の中央にオン、2パットで軽く収まります。
ピンが奥でも奥突きは禁物、下りの速いパットは3パットの温床です。
“少し多め”は臆病ではなく、賢さです。
③16番のミス散らし
右左どちらにも嫌な要素があるなら、最初から安全側に外すと決めます。
僕は短いクラブで曲げ幅を半分にし、セカンドで整える二段構えにしました。
ライが悪い時は花道の手前に一度置く、これでトリの芽がほぼ消えます。
ピンが難所寄りなら中央オン、2パットで静かに抜けましょう。
終盤のビッグミスは、決断不足から生まれます。
④18番は池越え“攻め/守り”
最終ホールは最初に「攻める」「守る」を決め切ってからクラブを持ちます。
攻めるなら“キャリー確信距離+番手1つ”で、風がフォローでも油断しません。
守るなら池手前にレイアップ→花道→2パット、これで十分に“勝ち”です。
僕は一度だけ攻めて薄い当たりでヒヤッとし、以後は風読みと番手+1を徹底しています。
最後は下り厳禁、タップインの距離を残して気持ちよく締めましょう。
当日調整3ステップ(天気・風・速さ)


準備でラウンドの半分は終わっています、残り半分は判断の速さです。
①風向きの見極め
到着したら旗、木の梢、池の水面の順に風を確認します。
僕は“アゲの基準ホール”を1つ決めて、他ホールの補正に使い回します。
横風は目標を広い側へ1~2ヤードずらすだけ、スイングはいつも通りでOKです。
各ホールで一言メモを残すと、後半の意思決定が速くなります。
風を“読む姿勢”が、無駄なミスを消してくれます。
②グリーンスピード対応
練習グリーンは10m→5m→2mで強さを作り、下りはワンテンポ弱めを体に入れます。
あるラウンドで僕は上り前提で強く打ちすぎ、返しを外す負の連鎖に陥りました。
次回は“下りは必ずショート”を守ったら、3パットがゼロになりました。
速い日は入れにいかない、寄せにいく、これでOKです。
ラインは強さが決めます、まずは強さから整えましょう。
③朝のルーティン15分
ドライバー5球、UTか5Iで8球、ウェッジ10球、最後にパター5分、これで十分です。
僕はここで“その日のエースクラブ”を決め、ティーショットの迷いを消します。
素振りは実戦テンポで肩と股関節だけをゆるめ、可動域を広げます。
アプローチはPWや9Iの転がしを2~3球、距離感の柱を身体に残します。
やり過ぎないことが、後半の体力を守るコツです。
予約・設備と事前準備5つ


準備は最高のメンタルトレーニング、当日の“余白”を生みます。
この記事で解説したコース戦略のイメージは掴めましたか?インプットした知識が新鮮なうちに、ぜひ実際のラウンドで試してみてください。
特に気候の良い週末は予約が埋まりやすいので、まずは最新の空き状況だけでもチェックしておくのがおすすめです。
①練習環境の使い方
練習場が混んでいても、パターとアプローチだけで成果は出ます。
僕はショットを増やしすぎて前半に疲れ、後半で崩れたことがあります。
以後は“最低限の確認→現場で合わせる”に変えて安定しました。
曲げ幅を半分にする意識で、テンポは常にゆっくり目です。
練習場のターゲット設定を見直すだけでも、精度は一気に上がります。
②アクセスと所要時間
到着はスタート45~60分前、これはほぼ必須だと考えています。
渋滞が読めない日は30分前倒し、これだけで心拍数が下がります。
受付→着替え→パター練習の動線固定で、無駄な判断を減らしましょう。
時間に追われるとスイングが早くなり、結果的に曲がります。
前倒しは最大の得点源、覚えておいてください。
③服装とマナー
動きやすい服装、フィットするベルトとシューズ、これが基本装備です。
雨天はレイン上下と替えグローブ2枚、ソックスも替えがあると快適です。
グリーン上のマナーが良い組は、プレーのテンポも良いと実感しています。
プレーファーストは自分のスコアのためでもあります。
気持ちの良い環境が、良い集中を呼び込みます。
④天気チェック
前夜と当朝の2回チェックで、風と気温の補正値をメモします。
暑い日は氷嚢と塩分、寒い日はカイロとグローブ2枚重ねが効きます。
気温差で飛距離は平気で1クラブ変わるので、早見表に“±1”を追加します。
雨の気配があればタオル多め、滑り対策がミス連鎖を止めます。
想定内にしてしまえば、怖くなくなります。
⑤口コミから学ぶ
実際に回った人の声は、罠と近道を具体的に教えてくれます。
僕は初訪問のコースでは「グリーン速い」「池効いてる」の口コミが複数あれば、最初から保守運用にします。
自分の腕前に近い人のコメントほど、当日の判断に直結します。
混雑時間帯の傾向が分かると、到着の逆算もしやすくなります。
口コミは無料のキャディ、活用しない理由がありません。
次アクション3つ


100切りは技術より“決め方”で縮みます、南コースも例外ではありません。
①今日のスコア目標
前半50・後半49の“1打貯金”を目安に、常にボギーOKで進みます。
ダボは1~2回まで、トリ以上が出たら以後はフル保守運用に切り替えます。
パーはご褒美、狙いは次のボギーセーブです。
最後まで安全第一で完走できれば、それが最短の上達です。
数字は後から付いてきます、焦らずいきましょう。
②持ち物の最終確認
替えグローブ2枚、タオル多め、マーカーとフォーク、予備ティーとボールは必携です。
日焼け止めや水分補給、雨天はレイン上下とキャップの防水を確認します。
補給食はハーフで1つ、後半の集中力が変わります。
シューズの紐とベルトの緩みチェックも地味に効きます。
準備が整えば、メンタルは静かになります。
③再現練習のやり方
ラウンド後は3パット場面と池絡みの判断を振り返り、次回ルールを1つ増やします。
練習は“置けるクラブの精度アップ”と“曲げ幅半分”のドリルに絞ります。
アプローチは10・20・30ヤードの3点だけ、PWや9Iで転がしを磨きます。
パターは10m→5m→2mで強さの再現性を鍛えます。
次の南コース用チェックリストを、今日のうちに完成させましょう。
まとめ
富士スタジアムゴルフ倶楽部 南コースは、景観のプレッシャーと池・バンカーの配置でミスを誘ってきます。
だからこそ“置き所の設計”と“番手の即決”で、ミスの代償を最初から小さくしておくのが勝ち筋です。
僕自身や受講生の体験でも、ティー選択と池手前の徹底だけで4~6打は動きました。
無理にパーを取りに行かず、ボギーの線で走り切ると、最後にスコアが微笑みます。
次はあなたの“自分ルール表”を1枚作ることから、静かな100切りを始めましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。100切りは、難しいテクニックよりも、まず「正しい攻め方を知ること」から始まります。
この記事で紹介した「即決ルール」が、あなたのスコアアップの武器になれば幸いです。さあ、あとは実践あるのみです。ご自身の成長を確かめに、コースへ挑戦しましょう。
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