「グリーン周りを行ったり来たり…」「アプローチの距離感が全然合わない!」そんな風に、ゴルフのスコアがまとまらず悩んでいませんか?ゴルフが下手な人の共通点として、実はこのアプローチが安定しないケースがとても多いんです。
結論から言うと、スコアアップへの一番の近道は、正しいゴルフアプローチ練習にあります。ただし、闇雲にゴルフ アプローチばかり練習するのは、ゴルフでやってはいけない練習の典型例で、逆効果になることも。大切なのは、初心者でもできる正しい基本を知ることです。
この記事では、具体的なアプローチ練習ドリルから、打ちっぱなしやおすすめのゴルフ アプローチ練習器具を使った自宅での練習法、さらには大阪近郊のおすすめ練習場所まで、ゴルフのアプローチを極めるための全てを分かりやすく解説しますね。
- アプローチがスコアに直結する理由がわかる
- 初心者がやるべき正しい練習方法を学べる
- 自宅や練習場など場所別の練習ドリルを知れる
- スコアアップに繋がるアプローチの考え方が身につく

どうも!100切先生カズです!
いやー、僕も昔はアプローチが苦手で、よくグリーン周りを行ったり来たりしてました(笑)でも安心してください。
アプローチは派手なフルショットと違って、正しい基本をコツコツ続ければ、誰でも確実に上達できるんです。大切なのは、難しいことをせず、シンプルで再現性の高い動きを身につけること。
この記事が、あなたのスコアメイクの大きな武器になるよう、僕の持てる知識を全部お伝えしますので、一緒に100切りを目指しましょう!
スコアに直結するゴルフアプローチ練習の重要性


ゴルフが下手な人の共通点とは
ゴルフがなかなか上達しない、いわゆる「下手な人の共通点」はいくつかありますが、その中でも特にスコアに直結しているのがアプローチのミスが多いことです。
例えば、セカンドショットでせっかくグリーン近くまでボールを運んだのに、そこからトップしてグリーンをオーバーしたり、逆にダフってほとんど飛ばなかったり…そんな経験はありませんか?
100を切れないゴルファーの多くは、このグリーン周りでの1打に泣かされています。1回のミスが焦りを生み、さらにミスを重ねてしまう。この悪循環が「大叩き」の原因になるのです。
ドライバーの飛距離も大切ですが、ゴルフというゲームは、いかに少ない打数でカップインさせるかを競うスポーツです。その最後の仕上げであるアプローチが安定しない限り、スコアをまとめるのは難しいと言えるでしょう。
スコアを崩すアプローチの典型的なミスとその原因
- ザックリ・ダフリ:ボールの手前の地面を叩いてしまい、ボールが飛ばない。
- トップ:ボールの赤道より上を叩いてしまい、ライナーでグリーンを大きくオーバーする。
- 距離感のズレ:振り幅が安定せず、毎回ショートしたりオーバーしたりする。
これらのミスは、正しい練習を行えば確実に減らすことができます。
ゴルフはアプローチばかり練習すべき?


「アプローチが重要なら、練習はアプローチばかりすればいいの?」という質問をよく受けます。結論としては、「アプローチ練習の比重を増やすのは大正解ですが、そればかりでは不十分」というのが僕の答えです。
プロゴルファーの中には、練習時間の半分以上をアプローチとパターに費やす選手もいるほど、ショートゲームは重要視されています。
アマチュアゴルファー、特に100切りを目指すレベルの方であれば、練習場での球数のうち3分の1から半分はアプローチ練習に充てることをおすすめします。なぜなら、前述の通り、実際のラウンドで最も多く打つ機会があるのが、この短い距離のショットだからです。
ただし、ゴルフはティーショットから始まります。ドライバーがOBばかりでは、せっかくのアプローチ技術も活かせません。
したがって、ドライバーやアイアンのフルショットの練習もバランス良く行うことが、トータルでのスコアアップには必要不可欠です。アプローチ練習を軸にしつつ、他のクラブも満遍なく練習する意識を持ちましょう。
ゴルフでやってはいけない練習の例
熱心に練習しているのに、なぜか上達しない…それは、もしかしたら「やってはいけない練習」をしてしまっているからかもしれません。特にアプローチでは、間違った動きが癖になりやすいので注意が必要です。ここで、代表的なNG練習例をいくつかご紹介します。
ボールを上げようと「すくい打ち」する練習
初心者に最も多いのが、ボールをフワリと上げたいという気持ちから、手首を使ってクラブヘッドでボールをすくい上げるような動きです。
これをやると、クラブの刃(リーディングエッジ)がボールに直接当たりやすくなり、トップやザックリの最大の原因になります。ボールを上げてくれるのは、あくまでクラブのロフト角の役割。自分で上げる意識は捨てましょう。
ターゲットを決めずに漠然と打つ練習
練習場で、ただマットの前にボールを置いて、何も考えずにポンポンと打ち続ける練習は効果が薄いです。「あの看板まで」「20ヤード先のあのカゴに」というように、毎回具体的な目標を決めて、そこにボールを運ぶにはどんな振り幅や強さが必要かを考えながら練習することが、距離感を養う上で非常に重要になります。
補足:手打ちの練習
アプローチは小さなスイングだからといって、腕の力だけで打つのもNGです。体の回転を使わずに手だけで打つと、インパクトが点になり、少しのズレが大きなミスに繋がります。常に体幹を意識し、体と腕が同調して動く感覚を養うことが大切です。
ゴルフアプローチ練習は初心者こそ重要


ゴルフを始めたばかりの初心者の方ほど、ドライバーで遠くに飛ばす練習に夢中になりがちです。気持ちはすごく分かります!でも、スコア100切りという目標を最短で達成したいのであれば、初心者こそゴルフアプローチ練習に時間をかけるべきだと断言できます。
なぜなら、プロゴルファーのパーオン率(規定打数でグリーンに乗せる確率)が約70%なのに対し、平均スコア100前後のアマチュアゴルファーのパーオン率は10%~20%程度と言われています。
つまり、1ラウンド18ホールのうち、15ホール近くはグリーン周りからのアプローチが必要になるわけです。この「寄せ」の精度が、そのままスコアに反映されます。
例えば、パー4のホール。3打でグリーン近くまで来たとして、そこからアプローチで1打で乗せ、2パットで収めればボギー(5打)です。しかし、アプローチでトップしてグリーンを行ったり来たりすれば、あっという間に7打、8打…となってしまいます。初心者にとって、アプローチはスコアをまとめる生命線なのです。
データで見るアプローチの重要性
ゴルフ用品メーカー大手キャスコ株式会社の調査によると、アマチュアゴルファーのスコアの約6割は120ヤード以下のショットで構成されているというデータがあります。
特にスコア100前後のゴルファーでは、パターを除くショットのうち、アプローチが占める割合は約40%にものぼります。
この事実は、ドライバーの飛距離を20ヤード伸ばすことよりも、グリーン周りの1打を確実に減らすことの方が、スコアアップに直結することを示唆しています。
正しいアプローチ練習ドリルで上達
では、具体的にどんな練習をすれば良いのでしょうか。ここでは、僕がレッスンで必ず初心者の生徒さんにやってもらう、最も基本的で効果的なアプローチ練習ドリルをご紹介します。それは、「右手と左手を入れ替えて握るクロスハンドグリップドリル」です。
通常とは逆に、右手を上に、左手を下にしてグリップを握ります。そして、左手1本でクラブを持っているような感覚で、右手は軽く添えるだけ。この形で、腰から腰くらいの振り幅でボールを打ちます。このような基本的なドリルを反復することが、上達への一番の近道です。
クロスハンドドリルの効果
- 手首の余計な動き(コネコネする動き)が抑制される。
- 体の回転で打つ感覚が身につく。
- ヘッドが低く長く動くため、インパクトゾーンが長くなりミスに強くなる。
- ボールを上げようとする「すくい打ち」の動きが矯正される。
この練習ドリルのポイントは、左手の甲がターゲット方向を向いたままフィニッシュすることです。最初はうまく当たらないかもしれませんが、小さな振り幅で繰り返し練習することで、ボールがフェースに乗る感覚や、クラブのロフトが自然にボールを上げてくれる感覚が体感できるはずです。この感覚こそが、アプローチ上達の第一歩となります。



さて、アプローチの重要性や基本的な考え方は掴めてきましたか?「理屈はわかったけど、じゃあ具体的にどこで何をすればいいの?」という声が聞こえてきそうですね(笑)
僕のレッスンに来る生徒さんも、練習方法がわからない方がほとんどです。でも大丈夫。ここからは、打ちっぱなしや自宅でできる、もっと具体的な練習方法を伝授します。
この意識改革が、あなたのアプローチを劇的に変えるきっかけになりますよ!
自宅と練習場別!ゴルフアプローチ練習法


アプローチ練習は打ちっぱなしでも可能
「アプローチ練習は芝の上じゃないと意味がない」と思っていませんか?もちろん、天然芝の練習場が理想的ですが、一般的な打ちっぱなし練習場でも、工夫次第で非常に効果的なアプローチ練習が可能です。
打ちっぱなしで練習する際の最大のポイントは、距離感を徹底的に体に覚えさせることです。多くの練習場には、30ヤード、50ヤードといった距離表示の看板がありますよね。その看板をピンだと思って、正確にキャリーで打つ練習を繰り返します。
振り幅で距離を打ち分ける練習
自分の基準となる振り幅と飛距離を把握しましょう。よく使われるのが「時計の文字盤」をイメージする方法です。
振り幅のイメージ | 一般的な飛距離の目安(サンドウェッジ) |
---|---|
8時から4時 | 15~20ヤード |
9時から3時 | 30~40ヤード |
10時から2時 | 50~60ヤード |
この「自分の振り幅ものさし」を作ることが、コースでの距離感のズレをなくす鍵となります。1球ごとに目標距離を変え、「次は30ヤード」「次は50ヤード」と、ゲーム感覚で練習すると集中力も高まりますよ。
自宅でできるおすすめゴルフアプローチ練習


ゴルフの上達には、練習の「量」も大切です。その点で、自宅でできるアプローチ練習は非常に有効です。毎日5分でもクラブに触れる習慣をつけることで、スイングの感覚が体に染みつきます。ここでは、自宅でできるおすすめの練習法をご紹介します。
最も手軽で効果的なのが、カーペットやパターマットの上で、カゴなどを目標にボールを転がす練習です。この練習は、PWや9番アイアンといったロフトの立ったクラブを使うのがおすすめです。
自宅での転がしアプローチ練習のポイント
- 実際のボールではなく、ウレタン製などの柔らかい練習用ボールを使うと安全です。
- パターと同じようなイメージで、肩の回転を意識してストロークします。
- 手首を使いすぎず、両腕と肩でできる三角形を崩さないように振るのがコツです。
この練習は、ボールを正確にインパクトする感覚を養うだけでなく、距離感を安定させる効果もあります。「ボールが転がっている時間が長いほど、ミスは少ない」というのはアプローチの鉄則。まずはこの「転がし」をマスターすることが、アプローチを極めるための土台となります。
おすすめのゴルフアプローチ練習器具
自宅でのアプローチ練習をさらに効果的にするために、便利な練習器具を活用するのも良い方法です。高価なものである必要はなく、数千円で購入できるものでも上達の大きな助けになります。
大手メーカーも推奨する室内練習の効果
大手ゴルフメーカーのダンロップ(DUNLOP)は、公式ウェブサイトでゴルフ上達のためのコラムを多数公開しており、その中で室内でのアプローチ練習を推奨しています。
特に、ボールを使わずに正しいスイングフォームを体に覚え込ませる反復練習や、パターマットを利用した距離感の養成が効果的であると解説されています。
天候や時間に左右されず、毎日5分でもクラブに触れる習慣をつけることが、スイングの再現性を高める上で重要であるという事実は、多くのメーカーやプロが認めるところです。
アプローチ練習用ネット
室内での練習で最も気になるのが、壁や家具へのダメージですよね。小型のアプローチネットがあれば、その心配なく練習に打ち込めます。的がついているタイプなら、ゲーム感覚で方向性を養うことも可能です。
練習用マット
フローリングの上で直接打つとクラブを傷つけてしまう可能性があります。小さなもので良いので、練習用のマットを一枚用意しましょう。芝に近い感覚で練習できるだけでなく、ダフリのミスにも気づきやすくなります。
補足:身近なもので代用も可能!
本格的な器具でなくても、例えばクッションや座布団を的にしたり、バスタオルを丸めてその上にボールを乗せて打つ練習(ボールが浮いたライの想定)をしたりと、家にあるものでも工夫次第で様々な練習ができますよ。
アプローチを極めるための考え方


技術的な練習と並行して、アプローチを極める上で非常に重要になるのが「考え方」、つまりコースマネジメントです。プロや上級者は、グリーン周りの状況を一瞬で判断し、最もミスの確率が低く、かつカップに寄る可能性が高いショットを選択しています。
初心者のうちは、全ての状況でボールをフワリと上げたがる傾向がありますが、それはリスクの高い選択であることが多いです。基本は「転がせる状況なら、徹底的に転がす」と考えましょう。この考え方は、スコアメイクのためのメンタル管理術にも繋がります。
アプローチの種類 | 使う状況 | 使用クラブ例 | 難易度 |
---|---|---|---|
ランニングアプローチ | グリーンの手前からピンまで距離がある、障害物がない | PW, 9I, 8I | ★☆☆(易しい) |
ピッチ&ラン | ボールとグリーンの間に少し距離があり、少しだけキャリーが必要 | AW, PW | ★★☆(普通) |
ピッチショット(ロブショット) | バンカー越えなど、ボールを高く上げて止めたい | SW | ★★★(難しい) |
常にピンを直接狙うのではなく、「グリーンのどこに落として、どう転がすか」というボールが落ちてからのイメージを持つことが大切です。このマネジメント能力が身につくと、アプローチのミスは劇的に減少し、スコアも安定してきます。
ゴルフ アプローチ練習 大阪で探すゴルフアプローチ練習場所
ここまで様々な練習方法を紹介してきましたが、「実際に芝の上から練習したい!」と思う方もいらっしゃるでしょう。特に大阪近郊には、アプローチ練習に最適な施設がいくつかあります。ここでは、いくつか例を挙げてご紹介しますね。
例えば、本格的なアプローチ練習場やバンカー練習場を備えたゴルフ練習場があります。こうした施設では、マットの上からでは味わえない、実際のコースに近い状況での練習が可能です。
また、最近ではインドアゴルフスクールも増えており、シミュレーターを使って様々な傾斜からのアプローチを反復練習できるのも魅力です。
大阪近郊のアプローチ練習場所の例
- 阪神ゴルフセンター(大正区・住之江区):広大な敷地で、アプローチやバンカーの専用練習エリアが充実していることで知られています。
- インドアゴルフスクール:ステップゴルフなど、駅近で通いやすいスクールが増えています。天候に左右されず、専属コーチの指導を受けられるのが大きなメリットです。
お住まいの地域で「ゴルフ アプローチ練習場 大阪」などと検索し、ご自身の目的に合った練習場所を探してみるのも、モチベーションアップに繋がりますよ。
ゴルフアプローチ練習についてよくあるご質問FAQ


ここでは、アプローチ練習に関するよくある質問にお答えします。
正しいゴルフアプローチ練習でスコアアップまとめ
最後に、この記事の要点をまとめました。スコアアップのために、ぜひこれらのポイントを意識して練習に取り組んでみてください。
- ゴルフスコアの鍵はアプローチが握っている
- スコアが悪い人はグリーン周りのミスが多い共通点がある
- 練習はアプローチの比重を高めるのが効果的
- ボールをすくい打ちする練習はやってはいけない
- 初心者こそアプローチ練習でスコアを縮めやすい
- 自宅では転がす練習で基本の動きを身につける
- 打ちっぱなしでは振り幅と距離の関係を覚える
- クロスハンドドリルは手打ち防止に効果的
- 状況に応じて適切な練習器具を活用する
- アプローチを極めるにはマネジメントの考え方も必要
- 基本は「転がし」のアプローチを選択する
- 大阪にはアプローチに特化した練習場所もある
- 自分に合った練習場所を見つけることが継続のコツ
- 正しい練習を続ければアプローチは必ず上達する
- アプローチの上達が100切りへの最短ルート



ここまで本当にお疲れ様でした!僕がレッスンで見てきた中で、スコアが劇的に変わる瞬間は、決まってアプローチが上達した時です。
ある生徒さんは、120前後をさまよっていましたが、この練習法を3ヶ月続けただけで、念願の95を達成しました。「カズさん、ゴルフが初めて楽しいと思えました!」と言われた時は、本当に嬉しかったですね。
大切なのは、楽しむこと。アプローチ練習は地味に思えるかもしれませんが、ボールをコントロールするゴルフ本来の面白さが詰まっています。あなたの挑戦を、心から応援しています!
今日からできるアクションプラン
まずは難しく考えず、ここから始めてみましょう!
- 今週の目標:自宅でPWを使った「転がしアプローチ練習」を1日10分、3日間やってみる。目標はソファのクッションでOK!
- 次回の練習場での目標:最初の20球を、サンドウェッジの「8時-4時」の振り幅でのアプローチ練習に充てる。
この小さな一歩が、大きなスコアアップに繋がりますよ!
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