こんにちは!あなたのスコアアップ請負人、「ゴルフ100切先生カズ」です!バンカーショット、苦手な方、本当に多いですよね…。「ボールがアゴに当たって出ない!」「ホームランしてOB…」なんて経験、僕も昔はしょっちゅうでした(笑)。
実はバンカーショットを普通に打つのは間違いで、簡単なコツがあるんです。この記事では、ゴルフバンカーの基本的なルールから、初心者の方や女性ゴルファーでも安心なバンカーの打ち方、さらには固いバンカーや厄介な左足上がりの打ち方まで、僕がこれまでたくさんの生徒さんを指導してきた経験を元に、全部お教えします。
バンカーは何度で打つのが一般的なのか、ボールの位置はどうするのか、コックは使うべきか、打ち方は変えない方が良いのか、といった細かい疑問にもお答えしますよ。
これを読めば、あなたも「絶対出る!」とまでは言いませんが、高確率で脱出できるバンカーショットの感覚が掴めるはずです。さあ、一緒にバンカー恐怖症を克服しましょう!
- バンカーショットが苦手な人の共通点とその解決策
- 初心者でもすぐ実践できるバンカー脱出の基本手順
- 雨で固くなったバンカーなど状況別の応用的な打ち方
- 苦手意識を克服し、自信をつけるための練習のコツ
ゴルフバンカー打ち方の基本とルール

まずは知っておきたいゴルフバンカーのルール
バンカーショットの打ち方を覚える前に、まずは最低限知っておきたいルールがあります。これを破ると2打罰のペナルティになってしまうので、スコアを大きく崩す原因になるんです。僕の生徒さんでも、このルールを知らずに損をしていた方が結構いました。
特に初心者のさんがやってしまいがちなのが、「打つ前にクラブのソール(底の部分)を砂につけてしまう」ことです。バンカーはハザード(障害物)なので、ショットの前にクラブを地面につけて構えることができないんですね。
以前、レッスンに来られたAさんは、「バンカーに入るといつもトップかダフリで…」と悩んでいました。彼の構えを見てみると、無意識にクラブヘッドをボールの後ろの砂にポンと置いてからスイングを始めていたんです。これでは砂の状態をテストしたとみなされ、ペナルティの対象になってしまいます。
バンカーでの主な禁止事項(2打罰)
- スイング前にクラブヘッドを砂に触れさせること(ソール)
- 素振りでクラブが砂に触れること
- 砂の感触を手やクラブでテストすること
「え、じゃあどうやって構えればいいの?」と思いますよね。答えは、クラブを少し浮かせて構える、です。これが基本中の基本。最初は不安定で気持ち悪いかもしれませんが、この感覚に慣れることがバンカー克服の第一歩ですよ。
このルールは、プレーヤーが砂の状態から不当な利益を得るのを防ぐためにあります。全てのゴルファーが公平な条件でプレーするための大切なルールなので、しっかり覚えておきましょう。
豆知識:ルースインペディメントの取り扱い
2019年のルール改定で、バンカー内にある葉っぱや小石、木の枝といった「ルースインペディメント」は、ボールを動かさない限り、罰なしで取り除けるようになりました。昔からのゴルファーは「バンカー内のものは何も触っちゃダメ」と覚えている方も多いので、豆知識として知っておくと良いかもしれませんね。
より詳しいルールについては、ゴルフの公式ルールを管轄している団体のウェブサイトで確認することをおすすめします。
参考情報サイト: R&A 「ゴルフルール」
URL: https://www.randa.org/ja-jp/rog/the-rules-of-golf
バンカーは何度で打つのが一般的ですか?

「カズさん、バンカーってどのクラブで打つのが正解なんですか?」これも本当によく聞かれる質問です。結論から言うと、グリーン周りのバンカー(ガードバンカー)では、サンドウェッジ(SW)を使うのが一般的です。
サンドウェッジのロフト角は、だいたい56度〜58度くらいが主流ですね。なぜこのクラブがバンカーに適しているかというと、「バウンス」という機能が大きく関係しています。
バウンスとは?
クラブのソール(底)にある出っ張りのことです。この出っ張りがあるおかげで、クラブヘッドが砂に深く潜りすぎず、砂の上を滑るように動いてくれます。この機能が、砂を爆発させる「エクスプロージョンショット」を簡単にしてくれるんですね。
僕の生徒のB子さん(女性)は、もともとアプローチウェッジ(AW/52度)でバンカーショットを打っていました。AWはSWに比べてバウンス角が小さいことが多いので、クラブが砂にザックリと刺さってしまい、ボールが全く飛ばない「脱出失敗」を繰り返していました。
そこで、僕が「試しにこのサンドウェッジで打ってみて」と渡して、バウンスの使い方を教えたところ…たった数球で「ポーン!」と綺麗な高い球で脱出できたんです!彼女は「魔法みたい!」と驚いていましたが、これは魔法ではなく、クラブの性能を正しく理解して使った結果なんですよ。
もちろん、状況によっては他のクラブを使うこともあります。
状況 | おすすめのクラブ | 理由 |
---|---|---|
通常のガードバンカー | サンドウェッジ (SW) | バウンスが効き、砂を爆発させやすい |
砂が硬い、または濡れているバンカー | アプローチウェッジ (AW) | バウンスが跳ね返されにくく、ヘッドが砂に入りやすい |
アゴが極端に低い、距離を出したい | ピッチングウェッジ (PW) | ボールをクリーンに打ちやすく、転がして寄せられる |
ただ、初心者のうちは色々なクラブを使い分けるのは難しいと思います。まずは「バンカーに入ったらサンドウェッジ!」と覚えて、このクラブ一本で基本的な打ち方をマスターすることに集中しましょう。それが上達への一番の近道です。
各ゴルフクラブメーカーのウェブサイトでは、ウェッジのロフト角やバウンス角について詳しく解説されています。自分の持っているクラブの特性を知るのも面白いですよ。
初心者でも簡単なバンカーの打ち方のコツ
さあ、いよいよ具体的な打ち方の話です!バンカーショットの基本は、ボールを直接打つのではなく、ボールの手前の砂ごと爆発させて(エクスプロージョン)、その勢いでボールを外に運び出すことです。
「砂を爆発させるって、どうやるの…?」と難しく感じるかもしれませんが、大丈夫。これからお話しする3つのステップを真似するだけで、驚くほど簡単に出せるようになります。僕はこの方法で、バンカーが苦手だった100人以上の生徒さんを救ってきました(笑)。
バンカー脱出3ステップ
Step 1: 構えを作る(これが一番大事!)
- スタンスはオープンに:目標より少し左を向いて立ちます。肩幅より少し広めに足を開くと安定しますよ。
- フェースは開く:クラブのフェース面を、目標より右に向けます。これでボールが高く上がりやすくなります。
- しっかり腰を落とす:砂の上に立つので、両足をグリグリと少し砂に埋めて足場を固め、膝をしっかり曲げて重心を低く保ちます。
Step 2: 体重配分とボールの位置
- 体重は左足に:体重の6〜7割を左足に乗せたままスイングします。右足に体重が乗るとダフリの原因になります。
- ボールは真ん中〜やや左:スタンスの中央か、ボール1個分左に置くのが基本です。
Step 3: 振り切る!
- 振り幅は大きめに:砂の抵抗に負けないよう、普段のアプローチより大きなスイングを心がけます。時計の針で言うと、8時から4時くらいのイメージです。
- とにかく振り切る:インパクトで緩めないことが最大のコツ!ボールがどこに飛ぶか心配になる気持ちは分かりますが、砂ごとしっかり振り抜く勇気が必要です。
特に重要なのが、Step3の「振り切る」ことです。僕の生徒のC君は、構えは完璧なのに、どうしてもインパクトの瞬間に力が緩んでしまい、ボールがバンカーから出ませんでした。「グリーンをオーバーするのが怖くて…」というのが彼の悩みでした。
そこで僕は彼に、「今日はグリーンオーバーしてもいいから、とにかくフィニッシュまでしっかり振り切ることだけ考えてみて!」とアドバイスしました。すると、最初は怖々だったものの、数回試すうちに「パーン!」と気持ちよく脱出成功!この成功体験が自信になり、彼はバンカーショットを得意なショットに変えることができました。

「ボールを打つ」のではなく、「ボールの下にある砂を、目標方向に放り投げる」という感覚で振ってみてください。ボールはあくまで砂の上に乗っている“おまけ”です。この感覚が掴めると、スイングが緩まなくなり、安定して脱出できるようになりますよ!
女性でも安心なバンカーの打ち方とは


「私、力がないから砂を爆発させるなんて無理…」と思っている女性ゴルファーの皆さん、安心してください!バンカーショットは、力ではなくコツとクラブの機能で打つショットなんです。
前述の通り、サンドウェッジには「バウンス」という便利な機能があります。このバウンスをうまく使えば、非力な方でも砂の抵抗に負けずにクラブを振り抜くことができるのです。
僕が指導した主婦ゴルファーのDさんは、身長150cm台と小柄で、バンカーに入るたびに「もうダメだ…」と諦めていました。彼女のスイングを見ると、力いっぱい振ろうとするあまり、体が開いてスイング軌道がバラバラになっていました。
僕が彼女に伝えたアドバイスは、たったの2つです。
女性のためのバンカー攻略ポイント
- リラックスして大きな振り子をイメージする:腕の力を抜いて、クラブの重さを感じながら、ゆったりとしたリズムで振ります。力むと逆にヘッドが走りません。
- 最後まで体重を左足に乗せ続ける:ボールを上げたい一心で右足に体重が残りがちですが、グッと我慢。左足一本で立つくらいの意識でフィニッシュまで振り切りましょう。
最初は半信半疑だったDさんですが、この2点を意識して練習を続けた結果、1ヶ月後には「カズさん!見てください!バンカーから一発で出せるようになりました!」と満面の笑みで報告してくれました。力ではなく、スムーズな体の回転と正しい体重移動で、クラブに仕事をさせてあげることが大切なんですね。
力がなくても、正しい基本の打ち方を身につければ、バンカーは決して怖い場所ではありません。むしろ、ピンにピタッと寄る快感を味わえるチャンスの場所になりますよ。
バンカーの打ち方で重要なボールの位置
バンカーショットの成否を分ける上で、スイングと同じくらい…いや、もしかしたらそれ以上に重要かもしれないのが「ボールの位置」です。
結論から言うと、基本のボールの位置は「スタンスの中央、もしくはボール1個分だけ左足寄り」です。なぜこの位置が良いのでしょうか?
それは、スイングの最下点(クラブヘッドが一番低い位置を通過する点)と関係があります。バンカーショットでは、ボールの少し手前にクラブヘッドを落として、砂ごとボールを飛ばしたいですよね。
- ボールを左足寄りに置くと…
スイングの最下点が自然とボールの手前に来るため、理想的なエクスプロージョンショットが打ちやすくなります。ボールも高く上がりやすいです。 - ボールを右足寄りに置くと…
クラブが鋭角に下りてきてしまい、砂に深く突き刺さってしまいます。いわゆる「大ダフリ」の原因になり、ボールはほとんど前に飛びません。
こんな失敗談ありませんか?
レッスンに来たEさんは、アゴの高いバンカーが苦手でした。ボールを高く上げようとするあまり、無意識にボールを右足寄りに置いて、すくい上げるようなスイングになっていたのです。これではクラブが砂に刺さるだけで、高く上げるどころか脱出すら難しくなります。ボールの位置を左足寄りに修正しただけで、彼の弾道は劇的に改善されました。
ボールの位置を正しくセットするだけで、ミスショットの半分は防げると言っても過言ではありません。バンカーに入ったら、スイングのことを考える前に、まず正しいボールの位置にセットできているかをチェックする癖をつけましょう。



100切先生カズの裏ワザ
ボールの位置が分からなくなったら、両足を揃えてボールが体の真ん中に来るように立ち、そこから左足、右足の順にスタンスを広げてみてください。こうすると、自然とボールがスタンスの中央やや左寄りにセットされます。簡単なので試してみてくださいね!
バンカーの打ち方におけるコックの使い方


「コック」とは、手首を親指側に折る動きのことです。このコックをうまく使うことで、クラブヘッドを鋭角に下ろしやすくなり、砂をしっかり爆発させる力を生み出すことができます。
バンカーショットが苦手な人に共通しているのが、コックを使わずに手だけでクラブを上げてしまう「ノーコック」のスイングです。これだと、クラブが緩やかな軌道で下りてくるため、砂の抵抗に負けてしまいがちです。
では、どうすれば良いか?答えは、「バックスイングの早い段階でコックを完成させる」ことです。
コックをうまく使うためのイメージ
バックスイングを開始したら、すぐに右手でクラブを「ひょいっ」と持ち上げるような感覚で手首を折ります。腰の高さまでクラブが上がったときには、すでに手首が90度近く曲がっている状態が理想です。
このアーリーコック(早い段階でのコック)には、2つの大きなメリットがあります。
- ヘッドが鋭角に入る:クラブが上からストンと落ちる軌道になり、砂の抵抗に負けない。
- タメが作れる:ダウンスイングでコックがほどける力を利用して、ヘッドスピードを上げられる。
この感覚を掴むための簡単な練習方法があります。それは、バンカーショットの素振りで「ヒュン!」という風切り音を鳴らす練習です。ボールの少し手前で一番大きな音が鳴るように振れていれば、コックがうまく使えていてヘッドが走っている証拠です。音が鳴らない場合は、手打ちになっている可能性が高いですね。
僕の生徒さんには、この素振りを徹底的にやってもらいます。最初はぎこちなくても、繰り返すうちに「あ、この感覚か!」と掴んでくれる方がほとんどです。コックはバンカーショットの隠れた主役。ぜひ意識して練習してみてください。
バンカーショットに関するよくある質問 (FAQ)
ゴルフバンカー打ち方の応用テクニック


バンカーショットを普通に打つのはNG?
「なんでバンカーだけ特別な打ち方が必要なの?普通のアプローチみたいに打っちゃダメなの?」
ゴルフを始めたばかりの方なら、誰もが一度は思う疑問ですよね。結論から言うと、グリーン周りのフワフワした砂のバンカーから、普通に打つのはかなり難しいです。というか、プロでもやらない選択です。
なぜなら、普通のアプローチのようにボールを直接クリーンに打とうとすると、以下の2つのミスが非常に起こりやすいからです。
- ザックリ(大ダフリ):ボールの手前の砂にクラブのリーディングエッジ(刃の部分)が少しでも深く入ってしまうと、砂の抵抗でクラブが止まってしまい、ボールは目の前にポトリと落ちるだけです。
- トップ(ホームラン):ザックリを怖がって薄く入れようとすると、今度はクラブの刃がボールの赤道部分に直接当たってしまいます。その結果、ボールはライナー性の低い弾道で飛び出し、グリーンを遥かにオーバー…なんて大惨事になります。
僕の生徒さんで、ゴルフ経験者のFさんがいました。彼はアプローチには自信があったので、「バンカーも同じでしょ?」とクリーンに打つことにこだわっていました。しかし、結果はザックリとトップの繰り返し。スコアカードはバンカーショットの打数で真っ赤でした。
彼には、まず「バンカーはゴルフの中で唯一、ボールを直接打たなくていい特殊な場所なんだ」という考え方の転換をしてもらいました。そして、砂ごと爆発させるエクスプロージョンショットの基本を徹底的に練習した結果、今では「バンカーの方が楽なくらいです」と笑っています。
例外:フェアウェイバンカー
ただし、グリーンまで距離があるフェアウェイバンカーの場合は話が別です。ここでは飛距離が必要なので、ボールを直接クリーンに打つ必要があります。ただ、これはかなり難易度が高いので、まずはグリーン周りのガードバンカーの基本をマスターすることを優先しましょう。
「普通に打つ」という発想を一度リセットして、「砂を飛ばす」というバンカーショット特有の感覚を受け入れること。これが上達への大きな一歩になりますよ。
状況でバンカーの打ち方は変えない方がいい?


「基本の打ち方は分かったけど、いつも同じ打ち方でいいの?」という疑問も出てきますよね。これは非常に良い質問です。
僕の答えは、「スイングの基本は変えない。でも、構え(アドレス)で微調整する」です。
バンカーショットが安定しない人の多くは、状況によってスイングそのものを変えようとしてしまいます。「アゴが高いから、すくい上げよう」「距離を出したいから、強く振ろう」といった感じです。しかし、これではスイングが崩れてしまい、かえってミスを誘発します。
大切なのは、どんな状況でも「左足体重で、しっかり振り切る」というスイングの根幹は変えないことです。その上で、出したい球筋に応じて構えを少しだけアレンジするのです。
出したい球・状況 | 構えの調整ポイント |
---|---|
高くフワッと上げたい (アゴが高い時など) | フェースをいつもより大きく開く。ボールの位置を少し左足寄りにする。 |
低く出して転がしたい (ピンが遠い時など) | フェースの開き具合を少し抑える(スクエアに近づける)。スタンスを少し狭くする。 |
距離をコントロールしたい | 振り幅の大きさで調整する。グリップを短く持つほど飛ばなくなる。 |
このように、打ちたい距離や高さは、主に「フェースの開き具合」と「振り幅」でコントロールします。スイングの力加減で調整しようとすると、ほぼ間違いなく失敗します。僕も研修生時代、力加減で調整しようとして何度も痛い目にあいました(笑)。



バンカーショットは「大・中・小」の3つの振り幅を自分の中に持っておくと、距離感のコントロールが格段にしやすくなります。練習場で、それぞれの振り幅でどれくらい飛ぶのか、自分だけの基準を作っておくのがおすすめです。ゴルフは準備が8割ですよ!
毎回スイングを変えるのではなく、どっしり構えた基本のスイングを軸に、アドレスで微調整する。この考え方が、どんな状況でも安定した結果を出せる上級者のバンカーショットの秘訣です。
固いバンカーや左足上がりの打ち方
さて、ここからは応用編です。ゴルフコースには、理想的なフワフワのバンカーばかりではありません。雨の翌日でカチカチに固まっていたり、厄介な傾斜地にあったり…。こうした難しい状況に対応できると、スコアがガクッと崩れるのを防げます。
ケース1:雨で締まった「固いバンカー」の打ち方
固いバンカーでいつものようにサンドウェッジ(SW)を使うと、バウンスが地面に跳ね返されてしまい、ボールの頭を叩く「トップ」のミスが出やすくなります。
ここでのポイントは、「エクスプロージョンさせない」ことです。むしろ、アプローチのようにボールを直接クリーンに打つイメージに切り替えます。
固いバンカー攻略法
- クラブ選択:バウンスの少ないアプローチウェッジ(AW)やピッチングウェッジ(PW)を選ぶ。
- フェース:開かずに、目標にまっすぐ向ける(スクエア)。
- スイング:大振りせず、アプローチのようにコンパクトに振る。ボールを直接打つ意識を持つ。
まるでバンカーじゃないみたいですよね。そうなんです。固いバンカーは「砂地にあるフェアウェイ」くらいの感覚で打つのがコツです。ボールが上がりづらく、スピンもかかりにくいので、グリーンに落ちてから少し転がることを計算に入れて狙いどころを決めましょう。
ケース2:ボールが高く上がる「左足上がり」の打ち方
左足上がりの傾斜は、実はボールが上がりやすいので、見た目ほど難しくはありません。ただし、注意点が2つあります。
左足上がりでの注意点
- 傾斜なりに構える:傾斜に逆らって水平に立とうとすると、クラブが地面に突き刺さってしまいます。肩のラインと腰のラインを傾斜に合わせて、右肩が下がるように構えましょう。
- 振り抜く方向:傾斜に沿って、低いところから高いところへ振り抜くイメージです。体重が右足に残りやすいので、意識して左足に体重を乗せて振り切ることが大切です。
左足上がりは、何もしなくてもボールが高く上がってくれる「お助けライ」です。無理に上げようとせず、傾斜なりにシンプルにスイングすることを心がければ、簡単に脱出できますよ。
こうした応用的なショットは、最初からうまくいくものではありません。コースでいきなり試すのではなく、もし練習場にバンカーがあれば、様々な状況を想定して練習しておくことが自信に繋がります。
絶対出るバンカーショットを打つ秘訣


ここまで色々なテクニックをお話ししてきましたが、「理屈は分かったけど、とにかく一発でバンカーから出したいんだ!」という方も多いと思います。分かります、その気持ち!大叩きするくらいなら、グリーンに乗らなくてもいいから、とにかく次が打てる場所に出したいですよね。
そんなあなたのための、僕が「お守り」と呼んでいる、脱出最優先の打ち方をお教えします。「絶対」という言葉はゴルフにはありませんが、これをやればかなりの高確率で脱出できます。
緊急脱出!お守りショットの手順
- フェースを空に向けるくらい、めいっぱい開く。
これが最大のポイントです。フェースを開けば開くほど、バウンスが最大限に機能し、クラブが砂に潜らなくなります。 - スタンスをものすごくオープンにする。
目標が真右に見えるくらい、極端に左を向いて構えます。 - ボールの位置は左足かかとの延長線上。
ボールをかなり左に置きます。 - あとは何も考えず、スタンスなりに振る!
難しいことは考えず、自分が向いている方向(目標のはるか左)に向かって、いつも通りのスイングで振り抜くだけです。
この打ち方をすると、クラブはアウトサイドインの軌道になり、フェースは開いているので、ボールは高くフワッと上がって、まっすぐ(目標方向へ)飛び出していきます。距離感は合わせにくいですが、アゴの高いバンカーでも楽々越えてくれます。



バンカーで一番やってはいけないのは、同じ場所から何度も打ってパニックになることです。どうしても出せる自信がない時、プレッシャーで頭が真っ白になった時は、この「お守りショット」を思い出してください。まずは出すこと。ゴルフはそこからです。格好悪くたっていいんです。まずは一打で脱出しましょう!
この打ち方は、バンカーへの苦手意識を植え付けないための「心の安定剤」でもあります。「いざとなったら、あれがある」と思えるだけで、気持ちに余裕が生まれ、かえって通常のバンカーショットもうまくいくようになりますよ。
総括:上達するゴルフバンカー打ち方のポイント
最後に、この記事の総まとめとして、僕が考える「ゴルフバンカー打ち方」上達のための最も重要なポイントをお伝えします。それは、正しい知識を学び、勇気を持って実践し、成功体験を積み重ねることです。
バンカーが苦手な方は、そもそも正しい打ち方を知らなかったり、間違ったイメージを持っていたりすることがほとんどです。そして、一度の失敗で「やっぱり自分には無理だ」と諦めてしまうのです。
この記事で紹介した打ち方は、僕が数多くの生徒さんを指導する中で確立した、再現性の高いメソッドです。ぜひ、信じて実践してみてください。
- バンカーのルールを知る
- サンドウェッジとバウンスの役割を理解する
- 基本の構え(オープンスタンス・フェースを開く・低い重心)を覚える
- ボールの位置はスタンス中央やや左
- 体重は常に左足に乗せておく
- アーリーコックでクラブを立てて使う
- インパクトで緩めず、最後までしっかり振り切る勇気を持つ
- 力ではなく、クラブの重さとリズムで振る
- 距離感は力加減ではなく、振り幅で調整する
- 状況に応じてスイングではなく「構え」で微調整する
- 固いバンカーではAWやPWを使い、クリーンに打つ
- 傾斜地では傾斜なりに構えて振る
- 困った時は「お守りショット」で確実に脱出する
- 練習を繰り返し、小さな成功体験を積み重ねて自信をつける
- バンカーはピンチではなく、寄せワンのチャンスと考える



いかがでしたでしょうか。バンカーショットは、決して特別な才能が必要な難しい技術ではありません。正しい基本を学び、ポイントを押さえて練習すれば、誰でも必ず上達できます。この記事が、あなたのバンカー克服の一助となれば、これほど嬉しいことはありません。コースでバンカーショットが成功した際には、ぜひ心の中でガッツポーズしてくださいね!応援しています!

